導入前の課題:自動車依存からの脱却と営業ノウハウ不足

株式会社ファインタックは、岐阜県中津川市で樹脂金型の設計・製作を手掛ける企業です。1993年の創業以来、自動車分野を中心に高精度な樹脂金型を製造しており、これまでに累計1,500型以上の製作実績を積み重ねてきました。
同社の強みは、高精度金型や二材成形金型、樹脂ねじ製品向け金型など、高度な技術が求められる領域への対応力です。また、自社開発のIoTシステムを設備に導入し、品質の安定化や短納期対応を実現しています。
一方で、売上のほとんどを自動車業界の特定顧客一社に依存していたことから、将来的なリスクを感じていました。
売上の7〜8割が特定のお客様向けだったため、リスク分散の必要性を感じていました。
そこで、自動車分野以外への販路拡大を目指して営業活動を始めたものの、これまで積極的な営業を行ってこなかったため、どのように新規顧客を開拓すれば良いのか分からず苦戦していました。
業界依存と営業ノウハウ不足。それらが重なり、新たな市場開拓を進めたくても具体的な手段が見つからない状況が続いていました。
Eigyo Engineを選んだ理由:ターゲットを絞った製造業向け営業支援

Eigyo Engine導入にあたり、同社が評価したのは「ターゲットを明確に絞った営業活動」ができる点でした。
当初から自動車業界を対象外とし、これまで接点のなかった業界へのアプローチを希望していた同社にとって、ターゲット企業を選定しながら営業活動を進められる点は大きな魅力でした。
闇雲に営業するのではなく、自社に興味を持っていただけそうな企業へアプローチできる点が良かったです。
また、打ち合わせや情報共有が非常に丁寧で、自社と同規模の製造業が抱える課題についても深く理解していると感じたことから、安心して任せられると判断しました。
製造業の営業支援実績が豊富で、自社の悩みを理解した上で提案していただけたことも導入の決め手となりました。
導入成果:4社商談・3社受注を実現し、新たな販路を開拓

Eigyo Engine導入後は、射出成形メーカーや樹脂成形メーカー、二材成形メーカーなど、特殊金型ニーズが見込まれる企業への営業活動を展開しました。その結果、23社のリード獲得に成功し、4社との商談を実施。そのうち3社から受注を獲得する成果につながりました。
受注した案件は、金型修理やリバースエンジニアリング案件が中心です。金型製作案件ではなかったものの、自社の技術力を評価してもらう入口として大きな成果となりました。
金型修理や復元案件を通じて信頼関係を築き、本来受注したい金型製作案件へつなげていきたいと考えています。
また、受注には至らなかった企業についても、自社の存在を知ってもらうことができた点を大きな成果として捉えています。
さらに、30万円〜80万円規模の案件獲得に加え、部品加工で100万円規模が見込まれる案件も進行中です。見積依頼も増加しており、今後の継続受注や大型案件への発展も期待されています。
同社では今後も、自動車業界以外への販路拡大を進めながら、金型製作だけでなく解析や評価サービスなども含めた高付加価値提案を強化していく方針です。
営業活動を通じて新しい業界や企業と出会えることは大きな価値があります。最初から大きな成果を求めるのではなく、小さな実績を積み重ねながら信頼関係を築いていくことが重要だと感じています。