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図面管理システムの導入は、業務の効率化や生産性向上に直結する重要な決定ですが、様々な企業が開発したシステムの機能や価格帯は多岐にわたり、自社の業務内容に合ったシステムを選ぶのは容易ではありません。
そこで本記事では、おすすめの図面管理システム8つをご.紹介し、それぞれの特徴や機能をご紹介します。自社にぴったりのシステムが見つかるよう、しっかりとお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
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図面管理システムとは?
図面管理システムは、工場や建築現場で使う図面を電子化し、効率的に保管、共有、管理するためのソフトです。紙の図面をデジタルデータに変えて、インターネット上や専用のサーバーで一元管理することで、仕事の効率を上げることや、情報の一貫性を保つことができます。
おすすめ図面管理システム8選
ここでは、特におすすめの図面管理システムを8つ厳選し、それぞれの特徴や使いやすさを詳しく比較しました。利便性やメリットをわかりやすくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.図面Engine(営業製作所)
■ポイント
- メールで届いた図面を自動で取り込むことが可能
- 最新のAIを活用し、図番や品名、材質から手書きの重要情報まで高精度なデータ化
- 図面を取引先・図番・材質など様々な要素で簡単に管理・検索が可能
■特徴
図面Engineは、営業製作所が提供する図面管理システムです。メールやFAXで届いた図面の管理や、図面の情報を手作業で転記する手間、過去の図面が見つからない、見積書や作業指示書が見つからないといった図面管理での課題をすべて解決する事を目的に開発されました。
このシステムに搭載されているAIは、図番(図面番号)、品名、材質のみならず、手書き情報までをデータ化することが可能です。メールで送られてきた図面を自動取り込みができます。そのため、手作業の負担が大幅に軽減され、効率的な図面管理が可能です。
取り込んだ図面データは、様々な要素で簡単に検索できる機能も備えており、必要な情報を迅速に見つけることができます。どこからでも図面を管理・検索でき、見積書や請求書などの関連情報も一括して管理が可能です。
また、ISO27001を取得しており、堅牢なセキュリティが確保されているのも大きな特徴です。
導入効果として、図面管理の時間を97%、入力作業の手間を85%、検索時間を90%削減し、年間150万円の人件費を削減できることが分かっています。(当社調べ)
2.まいく郎 WEB(株式会社FMシステム)
■ポイント
- プログラムのインストール不要。どのパソコンからでも簡単にアクセスできる。
- 2種類の検索機能を使って必要な情報を正確に見つけ出せる
■特徴
まいく郎 WEBは、株式会社FMシステムが提供する図面管理システムです。
パソコンに専用ソフトをインストールする必要がなく、ブラウザから簡単にアクセスできるため、どのパソコンでも図面や文書を管理できます。
画像形式のラスターデータ(スキャンした画像データ)やCADデータをすばやく表示・印刷できるビューアーを標準装備しており、CADソフトがなくてもさまざまなデータを表示可能です。
さらに、全文検索(すべてのテキストを対象とした検索)や属性情報検索(特定の項目を基にした検索)の2種類の検索ができ、必要な情報を正確に探し出せます。
企業ごとの管理ルールに合わせて属性情報を設定できますので、既存システムからの移行もスムーズに行えます。大量データの一括登録もサポートしており、Excelファイルを使って簡単にデータのインポート・エクスポート(データの出し入れ)が可能です。
まいく郎公式サイトより
3.CADDi Drawer(キャディ株式会社)
■ポイント
- AIが自動的にデータベース化するため手入力の手間が省ける
- クラウドベースのシステムで、シンプルで使いやすい
■特徴
CADDi Drawerは、キャディ株式会社が提供する図面管理システムです。
大きな特徴として、AIが図面内の図番、材質、品名、注記を自動的に読み取り、データベース化するので、手入力をする必要がありません。
また、クラウドベースであり、場所を問わず利用できます。さらに、AIと形状解析機能を搭載しており、図面を登録するだけで文字や寸法を解析し、テキストや形状での検索が可能です。
CADDi Drawer公式サイトより
4.Hi-PerBT Advanced 図面管理(株式会社日立ソリューションズ西日本)
参考『Hi-PerBT Advanced 図面管理(株式会社日立ソリューションズ西日本)』
■ポイント
- クラウドでの利用が可能で、どこからでもアクセスできる
- 設計図面管理に必要な機能を標準搭載
- 2次元CADや外部システムとの連携機能が充実。自社開発のため柔軟にカスタマイズが可能
■特徴
Hi-PerBT Advanced 図面管理は、株式会社日立ソリューションズ西日本が提供する製造業向けの図面管理システムです。このシステムはクラウド対応で、どこからでもアクセスできます。
紙図面や設計資料、CADデータ、添付資料などをすべてデータ化して一元管理することで、保管場所の問題を解消し、最新の図面を簡単に確認できます。
設計業務に特化した機能が充実しており、設計変更情報と図面を紐づけて管理する機能があります。
主要な機能はWebブラウザで操作できます。直感的なUIデザイン(使いやすい画面デザイン)により、導入教育時間が短時間に抑えられます。
2次元CADや外部システムとの連携機能が充実しており、顧客のニーズに合わせて柔軟にカスタマイズも可能であり、さらに高度な検索機能やBOM管理機能(部品表の管理機能)を追加導入することもできます。
Hi-PerBT Advanced公式サイトより
5.FullWEB(株式会社コネクテッド)
■ポイント
- FullWEBは英語や中国語にも対応しているため、グローバルな展開が可能
- 全てのアクセスログを記録、訂正削除履歴を管理し、セキュリティを強化
- 複数の記録項目を組み合わせて検索でき、必要なデータを迅速に見つけ出せる
■特徴
FullWEBは、株式会社コネクテッドが提供する文書管理システムです。
このシステムの大きな特徴の一つは、多言語対応です。英語や中国語にも対応しているため、海外の工場や支社でも同じシステムを利用できます。また、セキュリティ機能が充実しており、全てのアクセスログ(利用履歴)を記録し、訂正や削除の履歴を管理できます。
また、クラウド対応により、テレワークにも適しており、どこからでもアクセスできます。
FullWEB公式サイトより
6.PDMics(株式会社アイ・シー・エス)
■ポイント
- 条件検索機能により、目的の図面をすぐに見つけることができる
- 図面や関連ドキュメントを一元管理できる
- いつでもどこでもアクセス可能なため、場所や時間に縛られない
■特徴
PDMicsは、株式会社アイ・シー・エスが提供する図面管理システムで、設計業務の効率化に重点を置いて開発されています。
詳細な条件検索機能により、必要な図面をすばやく見つけることができますので、設計者は本来の業務に集中できると評判になっています。
ほか、図面やドキュメントを一元管理し、どこからでもアクセス可能になる為、承認作業が迅速に行え、業務全体のスピードアップに繋がります。
3D CADや2D CADとの連携機能が充実しているため、図面の管理や検索、印刷が簡単に行えます。これにより、設計者の作業効率が向上しますので、企業全体の生産性もアップします。
導入から運用についても、製造業務に詳しい担当者がサポートしてくれるため、スムーズに進みます。
7.図脳TeCA(株式会社フォトロン)
■ポイント
- CADメーカーが開発した図面管理システムで、図面や技術文書の管理に最適化されている
- 必要な機能に絞ったシンプルな構成で、使いやすく、容易に運用できる
- 社内サーバーにインストールするシステムで、セキュリティと運用の柔軟性を確保できる
■特徴
図脳TeCAは、株式会社フォトロンが提供する中小規模組織向けの図面管理システムです。中小規模の製造現場や設計部門に最適な図面管理システムとして、多くの企業に採用されています。
特に製造現場での利用を想定しており、CAD図面や紙図面、技術文書を効率的に管理できます。一般的な文書管理システムでは難しい改訂履歴の管理や図面番号の扱いにも対応しています。
このシステムの大きな特徴はシンプルな機能構成です。図面検索、配布、版管理、改訂履歴管理など、製造部門や設計部門に必要な機能だけに絞り込まれており、使いやすさが際立っています。高度な機能がないため、運用が簡単で中小規模の組織でも無理なく導入できます。
さらに、オンプレミス型(社内サーバーにインストールして運用)なので、クラウドを使用しない分、セキュリティ面でも安心です。専用カスタマイズなしで即使用可能なパッケージシステムとして提供され、導入コストも低く抑えられます。
8.楽々Document Plus(住友電工情報システム株式会社)
■ポイント
- 契約書やISO文書など幅広い種類のドキュメントを一元管理できる
- 高速かつ高精度な検索機能で必要な情報を迅速に取得可能
- クラウドおよびオンプレミスのどちらにも対応しており、組織の規模や運用環境に合わせて最適な導入形態を選択できる
■特徴
楽々Document Plusは、住友電工情報システム株式会社が提供するドキュメント管理システムで、さまざまな業務の文書を効率的に管理できます。紙文書や異なるフォーマットのドキュメントも一元管理することで、業務の効率化とペーパーレス化を実現します。
特に優れているのは、高速かつ高精度な検索機能です。エンタープライズサーチ(企業向け検索システム)を標準装備しているため、必要な情報をすぐに見つけることができ、業務のスピードアップと情報活用の効率化が図れます。
また、クラウドとオンプレミス(社内サーバーにインストールして運用)の両方の導入形態に対応しているため、組織の規模や運用方法に合わせて柔軟に導入できます。さらに、充実したサポート体制と継続的な製品改善により、使いやすさが常に追求されています。
参考『楽々Document Plus(住友電工情報システム株式会社)』
図面管理システム導入には『ものづくり補助金』が使える場合があります!
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詳しくはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。
まとめ
図面管理システムは、製造業や建設業で図面の管理や共有を効率化するために欠かせないツールです。
各システムには独自の強みがありますので、選ぶ際の参考にしていただければと思います。
また、営業製作所では、独自に開発した図面管理システム『図面Engine』を提供しています。
FAXで届く図面のデジタル化や、必要情報の自動転記など、図面の管理における様々な悩みを解決するために、実際の現場の意見に即した図面管理システムです。
図面管理システムをご検討の際は、ぜひ一度営業製作所にご相談ください。
弊社スタッフが貴社に適した最適なシステムをご提案いたします!
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