導入前の課題:社長1人営業による限界と市場拡張の壁

同社は、プリンター部品やMRI関連部品など、高精度かつ複雑な加工を強みとする精密加工会社です。銅・アルミ・ステンレスなどの難加工材を扱い、特に「他社では対応できない加工」に応える技術力を強みとしてきました。
営業面においては、代表自らがトップ営業として顧客対応を担っており、顧客との対話の中でその場で見積もりを提示できるスピード感が強みでした。
しかしその一方で、営業活動が個人に依存していたため、開拓できる範囲には明確な限界がありました。特にコロナ禍において既存案件が停滞した際、「横に広げる営業」が十分にできず、新規開拓の難しさが顕在化しました。
私1人で営業を担当していたため、営業範囲を広域に展開できないことに課題意識を持っていました。
ニッチ分野での強みはあるものの、それを広く届ける手段が限られていたことが、大きな課題となっていました。
Eigyo Engineを選んだ理由:営業の“きっかけ”を外部で創出

Eigyo Engine導入の決め手となったのは、「営業の入口を外部でつくれる」という点でした。社長業と営業を兼任する中で、自ら動ける範囲には限界があるため、新たな接点を創出する役割を外部に委ねることに価値を感じたといいます。
社長業をやっていく中で、営業できる範囲はどんどん狭くなっていく。「取引のきっかけを作ってくれる人がいれば」と思っていました。
また、自社ではアプローチしないような企業にも積極的に接点を持てる点や、従来とは異なる営業手法を取り入れられる点にも魅力を感じ、導入を決断しました。
営業製作所の担当者が独自の方法でアプローチしていく点も「面白いな」と感じ、Eigyo Engineの導入を決めました。
導入成果:新規受注の早期獲得と営業視点の変化

Eigyo Engine導入後、同社にはこれまで接点のなかった企業からの反応が増加。特に印象的だったのは、「電話を受けた企業側から折り返し連絡が入る」など、従来にはなかった営業の変化です。
これまで自社ではアプローチしなかった領域にも接点が広がり、当初は戸惑いもあったものの、実際には多くの企業が話を聞いてくれることを実感しました。
さらに、ニッチな技術領域を明確に打ち出すことで、興味を持った企業とのマッチング精度も向上しています。
実際の成果としては、機械メーカーからの受注を獲得。短期間で複数回の納品に至るなど、想定以上のスピードで結果が出ています。
また、営業活動を外部と連携することで、自社の営業スタイルにも変化が生まれました。
これまで「ここまで」としていたアプローチを見直し、「もう一歩踏み込む」意識が芽生えるなど、営業に対する考え方そのものにも変化が表れています。
新規接点の創出を外部に任せることで、自社は商談や技術提案といった本来の強みに集中できる体制が構築されました。外部の営業力によって生まれる“新しい視点”や“行動量”が、自社の意識変革にもつながっています。
同社では今後、ニッチ分野における強みを活かしながら、複数の事業軸を持つことでリスク分散を図る方針です。単一分野への依存ではなく、複数の柱を持つことで、安定した経営基盤の構築を目指しています。