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生成AIで図面作成は可能?ChatGPTでの作例やAI搭載のCADソフトなどを紹介

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寸法記入などの繰り返し作業や、設計ミスのチェックなどの作業が多い図面作成では、AIによる作業効率の向上が注目されています。すでに、AIのサポートのもとで図面作成を行うケースも増えています。

一方、AIにもできること・できないことがあるため、「無料の生成AIでどこまで図面作成ができる?」「AIを活用して図面作成を効率化できるツールは?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、無料生成AIをはじめとしたAIで図面作成ができるのかどうかについて解説します。AI搭載のCADソフトや図面管理システムなども紹介するので、図面作成を効率化したい製造業・建築業などの方はぜひ参考にしてみてください。

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    AIで図面を作成できる?

    結論からいうと、現状のAI技術では、ゼロから完全な図面を自動生成することはできません。その理由は、設計意図・制約条件・仕様・安全基準など、図面作成に必要な情報の多くがAIには理解しづらいためです。

    ただし、近年ではプロトタイプ図面の生成や図面レビュー支援、構造の提案などを行えるAI搭載システムが登場しており、一部業務の効率化が実現されています。汎用的な生成AI(ChatGPTやGeminiなど)では複雑な図面を描くのは難しく、CADに特化したAIシステムや、AI類似図面検索のような専用AIツールが必要です。

    ここでは、AIによる図面作成が注目される背景や現状について解説します。

    AIによる図面作成が注目される背景

    図面作成は、部品設計・寸法記入・レイアウト調整など、繰り返し作業が多い工程です。そのため、以下のような業務はAIで自動化できる余地が多い業務として注目されています。

    • 同じような部品の再設計
    • 過去図面との比較
    • 図枠・注記の転記

    また、既存図面の最適化、寸法の補正、レイアウト改善など、AIとの対話で効率化できる作業も増えており、設計者の負担軽減が期待されています。

    AIによる図面作成の現状

    AIによる図面作成はまだ発展途上であり、完全自動化には至っていませんが、以下のような領域では実用化が進んでいます。

    • AIが3Dモデルを自動生成し、簡易図面を作る
    • 図面のミスチェック・矛盾点の指摘
    • 過去図面から最適な形状を提案
    • 部品構成から部品図を自動作成する試験的AI

    一方で、強度計算や安全基準に基づく判断はAIだけでは難しく、最終的な設計判断には設計者の知見が不可欠です。

    ChatGPTで図面作成をしてみた結果

    無料で使えるChatGPTで図面作成をしてみた結果を紹介します。今回は、以下のようなシンプルな部品を例に、ChatGPTに図面作成を依頼してみました。

    <ボルト固定用ベースプレート>

    • 長方形の鋼板
    • 4隅近くにボルト穴
    • 中央に大きめの貫通穴

    まず、設計条件を指定します。今回は設計条件として、以下の情報を入力しました。

    • 外形寸法
      縦(Y方向):200 mm
      横(X方向):150 mm
    • 板厚:t = 12 mm
    • 中央穴:直径:φ60 貫通
    • ボルト穴(4か所)
      直径:φ18 貫通
      配置:外形から X方向 25 mm、Y方向 25 mm 内側
    • 角R:なし
    • 材質:SS400

    CADで図面を描くときの座標計算は、ChatGPTに任せられます。今回は左下を(0, 0)として、以下のとおり提案された内容を採用しました。

    • 外形長方形(150×200)
      (0, 0)
      (150, 0)
      (150, 200)
      (0, 200) →閉じる
    • 中央穴(円)
      中心座標:
      X方向中央:150 / 2 = 75
      Y方向中央:200 / 2 = 100
      → 中心 (75, 100)、半径 30(φ60)
    • ボルト穴(4つの円)
      左下:(25, 25) R=9(φ18)
      右下:(150 − 25, 25) = (125, 25)
      左上:(25, 200 − 25) = (25, 175)
      右上:(125, 175)

    この座標を変更すれば、ボルト穴の位置などを変更できます。

    ChatGPT単独ではCAD図面の作成はできませんが、CADで使えるスクリプト例は出力してもらえます。たとえば今回は、以下のとおりスクリプト例が出力されました。

    <スクリプト例>
    ; ベースプレート 150×200 t=12  中央穴 φ60  4-φ18

    LINE
    0,0
    150,0
    150,200
    0,200
    0,0

    CIRCLE
    75,100
    30

    CIRCLE
    25,25
    9

    CIRCLE
    125,25
    9

    CIRCLE
    25,175
    9

    CIRCLE
    125,175
    9

    上記のスクリプトを使用するCADソフトの仕様に合わせて入力すれば、図面のプロトタイプが得られます。実際の図面風の画像として出力し、仕上がりをチェックすることも可能です。

    形状や寸法に矛盾はなく、図面作成の取っ掛かりとしては活用できそうです。修正指示をすれば、それに従って仕様を変更することもできます。

    図面作成を効率化するAI搭載システム

    図面作成を効率化するAI搭載システムには、主にAI搭載CADソフト・AI類似図面検索システムの2種類があります。

    AI搭載CADソフト

    AI搭載CADソフトは、従来のCADが不得意としていた判断の自動化を補完するツールです。

    設計者が描き始めた線や形状からAIが最適な形状を推測したり、モデルの特徴を解析して間違いを自動的に修正したりするなど、人間の思考に寄り添う支援機能が増えています。複雑な図形を最短で描けるだけでなく、注記や寸法の付与といった作業も自動化され、図面の品質を保ちながら手戻りを減らせるようになりました。

    さらに、設計ルールのチェックまで自動化できるため、ベテランが長年の経験で培ってきた判断基準をAIが補完する形で再現できます。経験差による品質のばらつきも抑えられ、若手でも効率よく設計できる環境を整えることが可能です。

    AI類似図面検索システム

    AI類似図面検索システムは、図面作成そのものを行うわけではありませんが、過去の図面を探して参考にするという作業を圧倒的に効率化します。AIが図面に含まれる形状や特徴を解析し、類似図面を自動的に抽出してくれるため、図面を探すためだけに何十分も費やすような状況を解消可能です。

    紙図面やスキャン画像から文字情報を抽出できるAI OCRとも組み合わせることで、図番や品名が曖昧でも検索が可能になり、これまで検索不能だったデータも有効に活用できるようになります。また、変更前後の図面の差分を自動で可視化できるため、設計レビューでも活躍するでしょう。

    AI類似図面検索システムや図面管理システムについては、以下の記事で詳しく解説します。導入を検討する場合は、ぜひ参考にしてみてください。

    ▶︎おすすめのAI類似図面検索システム13選!機能や月額、導入事例などを解説

    ▶︎図面管理システムおすすめ18選!機能や料金プラン、導入メリットなども解説

    図面作成にAIを活用するメリット

    図面作成にAIを活用する主なメリットを3つ紹介します。

    設計や図面作成業務を効率化できる

    図面作成には、実際の設計作業以外にも多くの周辺業務が発生します。図面の検索・整理・重複チェック・注記作成・差分確認など、どれも時間のかかる作業ですが、AIを活用すればこれらの負荷を大きく削減可能です。AIが過去の図面を解析し、必要なデータを瞬時に呼び出せるため、作業全体がスムーズになり、設計者がコア業務に集中できる環境を整えられます。

    人材不足を補える

    図面作成や設計業務は高度なスキルを必要としますが、製造業・建設業では慢性的な人材不足が続いています。AIが検索や分類、レビューといった補助業務を担うことで、若手でも効率よく業務を進められるようになり、特定の社員に依存しない体制を構築可能です。AIが過去のデータを学習し、ナレッジを形式化してくれるため、企業全体の知識が蓄積され、人材育成にも効果的です。

    精度の高い図面を作成できる

    AIは図面データの特徴やパターンを読み取り、矛盾点や記載漏れを自動で検出できます。さらに、過去の類似設計を参照しながら整合性をチェックすることもできるため、ヒューマンエラーを未然に防ぎやすくなります。設計ミスは後工程のコスト増につながりやすいため、AIによる自動レビューの存在は品質管理の面でも大きなメリットです。

    AIで図面作成を効率化できるCADソフトの選び方

    AIで図面作成を効率化できるCADソフトの選び方のポイントを解説します。

    AIの精度・品質で選ぶ

    AI搭載CADは製品によって性能が大きく異なります。類似検索の精度や、設計ルールチェックの正確性、図面解析のレベルなどはとくに差が出やすい部分です。実際の設計データを使って、どれだけ業務にフィットするかを確かめておくことが重要になります。

    操作性で選ぶ

    どれほど優れたAI機能を備えていても、操作が複雑では現場で活用されません。設計者が直感的に操作でき、従来のCADと違和感なく扱えるかどうかをチェックしましょう。使い始めるまでのハードルが低いことは、企業全体での運用にも影響します。

    既存CADデータとの互換性で選ぶ

    パソコン

    図面作成の現場では複数のCADが混在することが多いため、DWGやDXF、STEP、IGES、PDFなど、幅広いフォーマットに対応できるかどうかは欠かせない判断材料です。互換性が低い場合、変換作業が増えてしまい、かえって業務負担が大きくなる恐れがあります。

    AI機能で選ぶ

    AI搭載CADには、自動寸法付けやモデル最適化、図面の自動解析など、特徴的な機能が多く備わっています。AIが得意とする領域には差があるため、自社の設計フローに必要な機能が備わっているかどうかを明確にし、それに合った製品を選ぶことが重要です。

    コストで選ぶ

    費用

    AI搭載CADは高機能であるほどコストも高くなる傾向があります。ライセンス料だけでなく、年間保守費やクラウド利用料、導入時の教育費などを含めた総額で比較することが必要です。長期運用の視点で、投資対効果が見合うかどうかを見極めましょう。

    セキュリティ性で選ぶ

    図面データは企業の重要な資産であり、漏えいすれば大きな損害につながります。データ暗号化やアクセス権限管理、操作ログの記録など、セキュリティ対策がどの程度備わっているかも慎重に見極めるべきポイントです。特にクラウド型の場合は、運用基盤の安全性も確認しておく必要があります。

    サポート体制で選ぶ

    AI搭載CADは高度なシステムのため、導入後のサポートが重要です。トレーニングやヘルプデスク、定期的なアップデート支援が充実しているベンダーであれば、運用の立ち上げから定着までスムーズに進められます。サポートの質は、導入成果にも直結するでしょう。

    AIで図面作成を効率化できるCADソフト16選

     

    AIで図面作成を効率化できるCADソフトを16選で紹介します。

     

    サービス名 主な機能 導入形態 料金プラン 運営会社
    BricsCAD 2D/3D CAD

    BIM

    AIによる自動修正・形状推定

    DWG互換

    デスクトップ 年額制 Bricsys
    ARES 2D/3D CAD

    DWG互換

    クラウド連携

    AI補助機能

    デスクトップ/クラウド 買い切り Graebert
    Autodesk Fusion 360 3Dモデリング

    CAM

    CAE

    AI設計支援

    生成デザイン

    クラウド 月額制、年額制 Autodesk
    AutoCAD 2025 2D/3D CAD

    DWG互換

    AI自動作図支援

    AutoLISP

    デスクトップ/クラウド 月額制、年額制、従量課金制 Autodesk
    SOLIDWORKS 3D CAD

    解析

    PDM

    AI駆動の設計支援

    デスクトップ 要問い合わせ ダッソー・システムズ株式会社
    Solid Edge 2024 2D/3D CAD

    ジェネレーティブデザイン

    AIモデリング補助

    デスクトップ サブスクリプション デジタル・プロセス株式会社
    Creo 3D CAD

    生成設計

    シミュレーション

    AI活用設計

    デスクトップ 要問い合わせ PTC
    Autodesk Revit BIM

    建築3Dモデル

    AI最適化

    自動化ツール

    デスクトップ/クラウド 月額制、年額制、従量課金制 Autodesk
    AdamCAD AIによる自動作図

    図面生成補助

    ChatGPT連携

    クラウド 月額制 Adam
    Zoo AI作図補助

    クラウドでの共同編集

    3D生成

    クラウド サブスクリプション ZOO
    CADGPT AIによるCADコマンド生成

    自動作図

    AutoCAD連携

    クラウド 要問い合わせ Autodesk
    Engineering-Grade AI 高精度AIモデリング

    構造解析

    最適化

    クラウド 要問い合わせ Leo
    ELECTRIX AI 電気CADのAI設計支援

    配線自動化

    回路解析

    デスクトップ 要問い合わせ WSCAD
    GenCAD-3D 3D形状の自動生成

    AI最適化

    パラメトリック設計

    クラウド 要問い合わせ
    Text2CAD テキストからCAD図面生成

    AI解析

    AutoCAD連携

    クラウド 要問い合わせ DesignX
    CAD-Coder コード生成でCAD自動作図

    マクロ作成AI支援

    クラウド 要問い合わせ The CAD Coder

     

    BricsCAD

    サービス名 BricsCAD
    主な機能 2D/3D CAD

    BIM

    AIによる自動修正・形状推定

    DWG互換

    導入形態 デスクトップ
    料金プラン 年額制
    運営会社 Bricsys

    BricsCADは、AutoCAD互換のDWGベースCADとして知られ、2D/3D設計からBIMまで幅広く対応する統合型CADです。AI機能「BLOCKIFY」や「Optimize」により、図面内の繰り返し要素の自動ブロック化、冗長ジオメトリの修正などを自動化できます。AutoCADとの操作性も近く、乗り換えコストが低いのが特徴です。年額制で導入しやすく、機械設計・建築・土木まで幅広い業界で利用されています。

    ARES

    サービス名 ARES
    主な機能 2D/3D CAD

    DWG互換

    クラウド連携

    AI補助機能

    導入形態 デスクトップ/クラウド
    料金プラン 買い切り
    運営会社 Graebert

    ARESは、AutoCAD互換のDWGベースCADで、デスクトップ・クラウド・モバイルのマルチ環境で利用できるのが大きな強みです。買い切り型のライセンスが選択でき、コストを抑えながら高機能CADを導入できます。クラウド連携「ARES Kudo」により、ブラウザ上でも編集でき、AI補完機能により作図の効率化が進められます。操作性はAutoCADに近く、乗り換えにも適したCADです。

    Autodesk Fusion 360

    サービス名 Autodesk Fusion 360
    主な機能 3Dモデリング

    CAM

    CAE

    AI設計支援

    生成デザイン

    導入形態 クラウド
    料金プラン 月額制、年額制
    運営会社 Autodesk

    Fusion 360は、3D CAD・CAM・CAEを統合したクラウドベースの製造業向けプラットフォームです。生成デザイン(Generative Design)が強力で、AIが荷重条件や材料を基に最適形状を自動提案します。クラウドを活用したチーム共同編集やバージョン管理、モデリングから加工までを一気通貫で扱える点が特徴です。

    AutoCAD 2025

    サービス名 AutoCAD 2025
    主な機能 2D/3D CAD

    DWG互換

    AI自動作図支援

    AutoLISP

    導入形態 デスクトップ/クラウド
    料金プラン 月額制、年額制、従量課金制
    運営会社 Autodesk

    AutoCAD 2025版ではAIによる自動作図・自動修正・ブロック推奨などの機能が強化されています。AutoLISPやスクリプトを使った自動化にも強く、大規模組織でも標準CADとして採用可能です。クラウド環境とも連携し、モバイル・Web版も使用できます。

    SOLIDWORKS

    サービス名 SOLIDWORKS
    主な機能 3D CAD

    解析

    PDM

    AI駆動の設計支援

    導入形態 デスクトップ
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 ダッソー・システムズ株式会社

    SOLIDWORKSは、製造業で広く普及している3D CADの一つで、モデリング・解析・図面化・PDMなど設計業務を総合的に支援します。AIによる設計支援では、特徴認識、自動寸法補完、部品推奨などの機能が活用可能です。アセンブリ管理に強く、大規模設計にも対応しています。CAEやCAMとの連携もスムーズで、生産設計まで一貫して使える点が特徴です。

    Solid Edge 2024

    サービス名 Solid Edge 2024
    主な機能 2D/3D CAD

    ジェネレーティブデザイン

    AIモデリング補助

    導入形態 デスクトップ
    料金プラン サブスクリプション
    運営会社 デジタル・プロセス株式会社

    Solid EdgeはSiemens系CADで、最新版ではAIを活用したジェネレーティブデザインやモデリング補助機能が強化されています。シンクロナスモデリングにより履歴に依存しない高速編集が可能で、設計の自由度が高いのが特徴です。3Dモデリングだけでなく解析・PDM機能も統合され、生産設計にも対応できる総合CADだといえます。

    Creo

    サービス名 Creo
    主な機能 3D CAD

    生成設計

    シミュレーション

    AI活用設計

    導入形態 デスクトップ
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 PTC

    Creoは高度な生成設計・シミュレーション・AM(積層造形)など最新技術を統合した3D CADです。AIを活用した形状最適化機能が強力で、自動的に最適モデルを生成できます。モジュール構成が豊富で、業界特化型のアプリケーションも揃っています。

    Autodesk Revit

    サービス名 Autodesk Revit
    主な機能 BIM

    建築3Dモデル

    AI最適化

    自動化ツール

    導入形態 デスクトップ/クラウド
    料金プラン 月額制、年額制、従量課金制
    運営会社 Autodesk

    Revitは建築業界の標準的なBIMソフトで、設計から施工図、設備までを一元管理できます。AIによる自動ルーティング・モデルチェック・最適化支援などが搭載され、建築設計のミス削減や効率化に貢献します。クラウド連携により複数人で同時編集ができ、施工会社・設計事務所・設備業者との協業もスムーズです。

    AdamCAD

    サービス名 AdamCAD
    主な機能 AIによる自動作図

    図面生成補助

    ChatGPT連携

    導入形態 クラウド
    料金プラン 月額制
    運営会社 Adam

    AdamCADは、AIが図面作成を自動補助する新しいタイプのクラウドCADです。ユーザーが文章で指示すると形状を生成したり、コマンドを自動実行したりするGPTベースのアシスタントが特徴です。初心者でも簡単に操作でき、素早いプロトタイプ作成に向いています。軽量でブラウザから利用できるのもポイントです。

    Zoo

    サービス名 Zoo
    主な機能 AI作図補助

    クラウドでの共同編集

    3D生成

    導入形態 クラウド
    料金プラン サブスクリプション
    運営会社 ZOO

    Zooは直感的なインターフェースとAI作図補助を備えたクラウドCADで、3Dモデルの自動生成や形状推定が可能です。チームでのリアルタイム共同編集に対応しており、クラウドでどこからでも図面・3Dデータを扱えます。軽量でPCスペックを問わず利用できるのも特徴です。生成AIとの連携機能も実装され、プロトタイプ設計に強みを持っています。

    CADGPT

    サービス名 CADGPT
    主な機能 AIによるCADコマンド生成

    自動作図

    AutoCAD連携

    導入形態 クラウド
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 Autodesk

    CADGPTはAutoCAD向けに提供されるAIアシスタントで、自然言語からAutoCADコマンドを生成したり、作図を自動化できるサービスです。複雑なLISPスクリプトを書くことなく、会話形式で図面操作ができるため、設計業務の効率化に寄与します。AutoCADとの深い統合性が強みで、図面修正・寸法付けなどの繰り返し作業を大幅に削減可能です。

    Engineering-Grade AI

    サービス名 Engineering-Grade AI
    主な機能 高精度AIモデリング

    構造解析

    最適化

    導入形態 クラウド
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 Leo

    Engineering-Grade AIは、製造業・エンジニアリング企業向けに設計された高精度AI設計プラットフォームです。構造解析・形状最適化・モデル生成など高度な機能が搭載されており、複雑な工学計算や設計検証を自動化できます。高い精度が求められる航空・自動車・重工業に向けて設計されている点がほかのAI CADと異なる特徴です。

    ELECTRIX AI

    サービス名 ELECTRIX AI
    主な機能 電気CADのAI設計支援

    配線自動化

    回路解析

    導入形態 デスクトップ
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 WSCAD

    ELECTRIX AIは、電気設計に特化したAI CADで、電気回路図の自動生成・配線最適化・部品配置支援などを行います。電気設備の設計には煩雑な規格対応が伴いますが、AIがルールに基づいて設計を補助するため、ミス削減と効率化に大きく貢献します。WSCAD製品群と連携し、BOM自動作成や図面チェックも実現できます。

    GenCAD-3D

    サービス名 GenCAD-3D
    主な機能 3D形状の自動生成

    AI最適化

    パラメトリック設計

    導入形態 クラウド
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社

    GenCAD-3Dは、AIによる3D形状生成・最適化を重視したCADプラットフォームです。AIが入力条件から自動でモデルを生成するほか、既存モデルの構造解析や軽量化提案も可能です。製造業やプロダクトデザイン領域で利用され、設計スピードを大幅に改善できます。

    Text2CAD

    サービス名 Text2CAD
    主な機能 テキストからCAD図面生成

    AI解析

    AutoCAD連携

    導入形態 クラウド
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 DesignX

    Text2CADは、自然言語の説明からCAD図面を生成できるAIツールです。文章で形状指示を入力すると自動で2D・3Dモデルを生成し、AutoCADなどの一般的なCADと連携できます。プロトタイプ設計や初期構想に非常に向いており、設計経験の浅い人でも短時間で図面化できます。高度なAI解析により、図面修正指示も文章で実行可能です。

    CAD-Coder

    サービス名 CAD-Coder
    主な機能 コード生成でCAD自動作図

    マクロ作成AI支援

    導入形態 クラウド
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 The CAD Coder

    CAD-Coderは、AIがCAD用スクリプトやマクロを自動生成するツールで、繰り返し作業の自動化を実現できます。AutoLISP・Python・VBAなど複数言語に対応しており、CAD操作をプログラム的に最適化したい企業に向いています。

    AIを使ったCADでの図面作成の方法

    AIを活用したCADでの図面作成の一般的な方法について解説します。

    設計条件をAIに伝える

    AIに図面作成を手伝わせる際は、まず設計の要件を明確に伝えることが重要です。寸法・形状・材料・用途・制約条件など、設計者が頭の中で整理している情報を文章で提示することで、AIは状況を理解しやすくなります。曖昧な指示よりも、細かい条件を文字としてアウトプットするほどAIの提案精度は高まります。設計仕様書や過去の図面内容をそのまま入力しても問題ありません。

    AIから設計アイデアの提案を受ける

    条件を入力すると、AIは複数の案を生成してくれます。たとえば、「耐荷重50kgの棚受けブラケットを設計したい」などと伝えると、過去の設計例や一般的な構造を参考にしながらアイデアを提示してもらうことが可能です。生成AIには発想支援の側面が強く、迷っている場面で選択肢を広げる効果があります。

    AIからCADコマンドやスクリプトの案を受け取る

    AIが最も力を発揮するのが、CADの自動化に関わる部分です。AutoCADやFusion 360では、LISP・Python・マクロ・スクリプトを利用することで作図作業を大幅に効率化できますが、これらのコードをゼロから書くのはハードルが高い作業だといえます。AIは、作図したい形状を文章で伝えるだけで、必要なコマンドやスクリプトを生成します。繰り返し作業の自動化に向いており、図面作成の時間を大幅に短縮可能です。

    AIにエラーの有無や対策を確認する

    生成したスクリプトや設計案には、誤差や矛盾が含まれる場合があります。そのため、AIに対してエラーの有無や対策を確認するプロセスを必ず挟みましょう。「このスクリプトには問題があるか?」「この形状は強度的に問題がないか?」と尋ねることで、AIは論理チェック・強度面での一般的な指摘・仕様矛盾の指摘などを行います。

    AIと図面のレビューを行う

    作成した図面に対し、AIを相手にレビューを行う工程も有効です。寸法表記の抜けや構造の不整合、機能面での問題点などについて指摘を求めることで、人間だけでは気づけなかった確認ポイントを洗い出せます。AIは膨大なデータを基に一般的な注意事項を指摘できるため、レビューの質向上につながります。

    AIによる図面作成業務の効率化例

    AIによる図面作成業務の効率化の例を3つ紹介します。

    例①過去図面を参考にした設計が高速化

    従来は似た図面を探すのに時間がかかり、新規設計をゼロから描き直すケースが多く見られました。AI類似図面検索を使えば、形状・寸法・構造の近い図面を数秒で抽出できます。その結果、過去図面を基に短時間で設計を組み立てることができるようになり、設計リードタイムを大幅に短縮可能です。

    例②繰り返し作業の自動化で作図工数が減少

    穴あけ・フィレット・座ぐり・配管・補強構造など、CAD操作には繰り返し行う定型作業が多く存在します。AIはこれらの作業をスクリプトとして自動生成でき、設計者は実行するだけで作図が完了します。増員せずに設計スピードを上げることが可能です。

    例③図面レビューの品質向上と手戻り削減

    AIを使ったレビューは、寸法の抜け、モデルの干渉、一般的な設計ミスなどを事前に指摘できます。これにより、社内レビュー前の一次チェックとして使え、手戻りを大幅に削減可能です。人間の経験値に依存しがちなレビュー作業を標準化できるため、若手の育成にも役立ちます。

    過去図面の活用など図面管理の効率化にはDX Engineがおすすめ

    サービス名 DX Engine
    主な機能 AI図面解析

    AIスマート整理

    関連データ・書類の自動紐付

    超類似検索

    超書類検索

    図面差分表示機能

    AI検図機能

    ワンクリック出力

    導入形態 クラウド型
    料金プラン 月3万円〜
    運営会社 営業製作所株式会社

    DX Engineとは、OCR技術による書類・図面の高精度なスキャン・データ化と、独自AIによる整理・検索機能を統合した、業務効率化ソリューションです。

    「メールやFAXで届いた書類の整理が大変」

    「図面や見積書を探すのに時間がかかる」

    「紙やExcelへの転記作業が負担になっている」

    DX Engineなら、これらの課題をすべて解決できます。

    搭載されたAIは、図番・品名・材質などの情報はもちろん、手書き文字まで正確にデータ化。受信メールに添付された書類も自動で取り込み、分類・命名・保存までを一括で処理します。そのため、手作業の負担を大幅に削減し、効率的な書類管理を実現します。

    また、取り込んだデータは属性情報や全文検索、形状や仕様による類似検索など、多彩な検索機能で瞬時に呼び出し可能。見積書や作業指示書、検査記録などの関連情報もまとめて一元管理でき、どこからでもアクセスできます。

    セキュリティ面でも、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ国際規格)に準拠したAWS基盤上でシステムを構築しており、安心してご利用いただけます。

    導入効果として、書類整理にかかる時間を年間1500時間削減、書類整理にかかるコストを年間約300万円削減を実現した事例もございます。(当社調べ)

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    DX Engineに関する詳しい情報・お問い合わせはこちら

    DX Engineによる図面管理効率化の事例

    DX Engineによる図面管理効率化の事例を2つ紹介します。

    株式会社鈴木鉄工所様

    紙図面はPDF化して1つのフォルダに溜めていたものの整理されておらず、目的の図面を1枚探すのに30分かかることもありました。受注済み図面だけ管理し、受注前図面は山積みで、見積漏れに気づくのも問い合わせ後という非効率な状態でした。

    事務工数を増やさず自動で情報入力できる「DX Engine」を導入したことで、案件単位で図面が整理され、見積の正確さとスピードが向上し、機会損失の防止につながっています。現在は瞬時に図面検索ができ、作業効率が大幅に改善しました。

    この導入事例の詳細については、以下の記事をチェックしてみてください。

    ▶︎見積漏れの機会損失を防ぐ!簡単で効率的な図面管理を実現

    株式会社タキオンワタナベ様

    受注案件の図面は紙とデータで管理していたものの、見積図面は数が多く保管しておらず、ファイル名を図番で保存していたため品名から検索できず、過去の図面参照や見積金額の確認に時間がかかる課題がありました。

    こうした状況を改善するため、手間なく導入できる点に魅力を感じ「DX Engine」を採用。メール転送やスキャンPDFの一括アップロードだけで自動整理されるため、従来の業務フローを保ったまま運用できています。類似図面検索により図面を探す工数も大幅に削減され、見積回答の状況確認もスムーズになりました。図面管理だけでなく案件管理まで一括で行えるようになり、業務効率化を強く実感されています。

    この導入事例の詳細については、以下の記事をチェックしてみてください。

    ▶︎手間なく重要な情報を集約!図面管理からの業務効率化

    AIによる図面作成に関するよくある質問

    AIによる図面作成に関するよくある質問とその回答を紹介します。

    無料の生成AIで図面を自動作成できる?

    無料の生成AIでは、複雑な形状や工学的に成立した図面を直接作ることは困難です。理由は、CAD特有の幾何学制約や精度が必要であり、汎用AIでは正確なパラメトリック情報を扱えないためです。ただし、アイデア出し・スクリプト作成・レビュー補助など、図面作成の周辺工程には十分活用できます。完全自動作図には、専用のAI搭載CADが必要です。

    紙の図面を参考にAIで図面を作成できる?

    相談

    紙図面をスキャンし、AI OCRで文字情報や寸法を抽出し、AIが図面要素をデジタル化するシステムが実用化されています。ただし、精度は図面の状態(かすれ・折れ・手書き)によって変動します。自動抽出したデータを基にCADで作図するワークフローとしては有効です。

    図面スキャンサービスや電子化する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。導入を検討する際は、ぜひ参考にしてみてください。

    ▶︎図面スキャンおすすめ15選!データ化精度や大判/青焼き対応なども紹介

    ▶︎図面を電子化する方法は?おすすめツールや導入方法などを解説

    AIでの図面作成のために行うべき図面管理の方法は?

    働く様子

    AIを活用するには、図面データの整理が欠かせません。PDF・CADデータをフォーマットごとに分類し、属性情報(図番・品名・材質など)を一定ルールで登録することで、AIが構造を理解しやすくなります。とくにAI類似図面検索と組み合わせる場合、図面の電子化とOCRによる文字データ化が必須です。

    効率的な図面管理については、以下の記事で解説しています。詳しく知りたい場合は、ぜひチェックしてみてください。

    ▶︎図面管理の方法|紙とデータどっちが良い?特徴を解説

    ▶︎図面管理を効率化する必要性と5つのポイント

    ▶︎製造業の図面管理をデジタル化!そのメリットを徹底解説!

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