製造業における見積作成は、属人化しやすく手間のかかる業務の1つです。製造業向けの見積管理システムを導入すれば、見積作成業務を効率化できます。
とはいえ、これまで見積管理システムを利用した経験がない場合は、「製造業向け見積管理システムで何ができるのかわからない」「見積の作成や管理を効率化できるシステムを知りたい」といった方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、便利な見積管理システムを11選で紹介。見積管理システムの主な機能や導入メリット、選び方なども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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製造業向け見積管理システムとは?
製造業向け見積管理システムとは、図面・原価・材料費・加工条件などの情報をもとに、見積作成から承認、管理までを一元的に行うための業務システムです。従来はExcelや紙、個人のノウハウに依存していた見積業務を、システム化・標準化することで、見積作成の効率化や精度向上を実現します。
ここでは、製造業が見積管理業務で抱えやすい課題や、見積管理システムの必要性について解説します。
製造業の見積管理に起こりやすい課題

製造業の見積管理では、属人化や情報分散といった課題が起こりやすい傾向があります。たとえば、「見積作成が特定の担当者しかできず」「担当者不在時に対応できない、過去の見積書や図面が探し出せず同じ作業を何度も繰り返している」といったケースが少なくありません。
また、Excel管理では数式ミスや入力漏れが発生しやすく、原価の積み上げや材料費計算に誤りが生じるリスクもあります。見積の承認フローが曖昧な場合、確認や修正に時間がかかり、見積提出の遅れが受注機会の損失につながることもあるため要注意です。
見積管理システムの必要性

見積業務をシステム上で標準化することで、誰でも一定品質の見積を作成できる体制を構築でき、属人化の解消につながります。さらに、図面や過去の見積データを蓄積・活用することで、見積精度の向上や業務スピードの改善が期待できるでしょう。
製造業においては、見積は単なる価格提示ではなく、利益確保や競争力に直結する重要な業務です。見積管理システムの導入は不可欠だといえるでしょう。
製造業向け見積管理システムの主な機能
製造業向け見積管理システムには、見積作成から管理・分析までを支援するさまざまな機能が搭載されています。ここでは代表的な機能についてチェックしておきましょう。
図面から見積もりの自動作成機能

図面から見積もりを自動作成する機能は、製造業向け見積管理システムの中核となる機能の1つです。CADデータやPDF図面を取り込み、部品形状や寸法、加工内容などをもとに、加工時間や工数を自動算出します。これにより、従来はベテラン担当者が図面を見ながら手作業で行っていた積算作業を大幅に省力化可能です。とくに見積件数が多い企業では、見積対応のスピード向上が受注率向上に直結します。
類似図面検索機能

類似図面検索機能は、過去に扱った図面と形状や構成が似ている図面を自動で抽出する機能です。新規案件であっても、過去の類似案件を参照することで、見積金額や加工条件を流用・参考にできます。ゼロから見積を作成する必要がなくなるため、見積作業の効率化だけでなく、金額のばらつきや判断の属人化を抑える効果も期待できます。
AI類似図面検索機能を備えたシステムについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎おすすめのAI類似図面検索システム13選!機能や月額、導入事例などを解説
過去の見積書の検索機能

多くの見積管理システムは、過去に作成した見積書を、顧客名・案件名・図番・金額などの条件で検索できる機能も備えています。「以前この部品はいくらで出したか」「同じ顧客の過去案件ではどの程度の利益率だったか」といった情報をすぐに確認できるため、見積精度の向上や価格交渉時の根拠として活用可能です。
原価管理機能

見積管理システムの原価管理機能では、材料費・加工費・外注費・間接費などを体系的に管理できます。見積時点で想定原価を把握できるため、利益率を意識した見積作成が可能です。また、実績原価と見積原価を比較することで、見積精度の検証や改善にも役立ちます。
材料費取得機能

見積管理システムに備わっている材料費取得機能は、材料マスタや仕入先情報と連携し、最新の材料単価を自動的に見積へ反映する機能です。材料価格が変動しやすい環境でも、手動更新によるミスを防ぎ、常に最新の原価情報をもとに見積を作成できます。
承認フロー機能

承認フロー機能では、作成した見積書を上長や管理者が確認・承認するプロセスをシステム上で管理できます。メールや紙での回覧が不要になり、承認状況も可視化されるため、見積提出までのリードタイム短縮が可能です。承認履歴が残る点も内部統制の観点で有効だといえるでしょう。
案件・プロジェクト管理機能

案件・プロジェクト管理機能では、見積情報を案件単位で管理できます。見積の進捗状況、受注・失注の結果、関連図面や書類などを一元管理できるため、営業活動全体の見える化が可能です。見積後のフォロー漏れ防止にも役立ちます。
分析機能

分析機能では、見積件数・受注率・平均見積金額・利益率などを集計・分析できます。どの顧客や製品が利益を生みやすいのか、どの工程にコストがかかっているのかといった傾向を把握でき、経営判断や業務改善に活用可能です。
マスタ管理機能

マスタ管理機能は、材料・加工工程・取引先・単価などの基礎データを一元管理するための機能です。マスタ情報を統一することで、見積作成時の入力ミスや表記揺れを防ぎ、業務品質を安定させることができます。
帳票出力機能

帳票出力機能では、見積書を自社フォーマットで出力できます。PDFやExcel形式での出力に対応しているシステムが多く、顧客ごとの指定フォーマットにも柔軟に対応可能です。帳票作成の手間を削減し、見積提出までのスピード向上につながります。
基幹システム連携機能

基幹システム連携機能では、販売管理・会計・生産管理などの既存システムと見積データを連携できます。見積情報を二重入力する必要がなくなり、受注後の業務フローをスムーズにつなげることが可能です。
製造業向け見積管理システムを導入するメリット
製造業向け見積管理システムを導入するメリットを4つ紹介します。
見積作成を効率化できる

製造業では、図面確認・仕様整理・原価算出・社内調整など、見積作成までに多くの工程が発生します。見積管理システムを導入することで、図面データや過去案件の情報をもとに、必要な情報を自動的に呼び出し、見積作成プロセスを大幅に効率化可能です。
とくに、類似図面検索や過去見積の再利用機能を活用すれば、ゼロから積算を行う必要がなくなり、担当者の経験や勘に頼らない見積作成が可能になります。その結果、見積作成にかかる時間が短縮され、営業担当者が本来注力すべき顧客対応や提案活動に時間を割けるようになるでしょう。
見積作成時のミスを削減できる

Excelや紙ベースでの見積管理では、入力ミスや計算ミス、最新単価の反映漏れなどが起こりやすく、見積精度にばらつきが生じがちです。見積管理システムでは、原価情報やマスタデータを一元管理し、自動計算を行うため、ヒューマンエラーを大幅に抑制できます。
また、過去の見積履歴や原価推移を確認しながら作成できるため、相場とかけ離れた金額設定を防ぐことができ、利益を確保しやすくなります。
見積の承認プロセスを短縮できる

見積管理システムには、承認フロー機能が備わっているケースが多く、作成した見積をシステム上でそのまま承認依頼できます。これにより、紙やメールでのやり取りが不要になり、承認待ちによる停滞を防止可能です。
誰がどの段階で承認しているかが可視化されるため、進捗管理もしやすくなり、承認漏れや確認遅延といったトラブルも減少します。スピーディな見積回答が可能になることで、顧客満足度の向上や受注率アップにもつながるでしょう。
過去の図面や見積もりを有効活用できる

見積管理システムでは、過去の図面・見積書・原価情報を案件単位で蓄積可能です。これにより、類似案件の見積条件や価格設定をすぐに参照でき、ナレッジを組織全体で共有できる環境が整います。ベテラン担当者の経験や判断基準をデータとして残せるため、人材の入れ替わりがあっても見積品質を維持しやすくなるでしょう。
製造業向け見積管理システムの選び方
製造業向け見積管理システムの選び方のポイントを解説します。
導入しやすい見積管理システムを選ぶ

見積管理システムを選定する際は、既存の業務フローやシステムとの相性を重視することが重要です。現在使用しているExcel・CAD・基幹システムと連携できるかどうかによって、導入後の負担は大きく変わります。導入時に大幅な業務変更が必要なシステムは、現場の抵抗が大きく、定着しにくい傾向があります。既存業務を大きく変えずに段階的に導入できるシステムを選ぶことで、スムーズな運用開始が可能です。
目的に合った機能を持つ見積管理システムを選ぶ

見積管理システムといっても、搭載されている機能は製品ごとに異なります。たとえば、見積作成のスピードを重視する場合は自動見積機能や類似図面検索機能が有効です。一方、原価改善や利益管理が目的であれば、原価管理や分析機能が重要になります。
自社の課題や目的を明確にしたうえで、「どの業務を改善したいのか」「どこに時間やコストがかかっているのか」を整理し、それに合った機能を備えたシステムを選定することがポイントです。
運用形態で選ぶ

見積管理システムには、クラウド型とオンプレミス型があります。クラウド型は初期費用を抑えやすく、リモートワークや拠点間利用にも適しています。一方、オンプレミス型は自社サーバーで管理するため、セキュリティやカスタマイズ性を重視する企業向きです。自社のIT体制やセキュリティポリシー、将来的な拡張性を考慮し、どちらの運用形態が適しているかを検討しましょう。
費用で選ぶ

見積管理システムの費用は、初期費用・月額利用料・ユーザー数課金・オプション費用などによって構成されます。単純な価格比較だけでなく、見積作成時間の削減やミス防止によるコスト削減効果も含めて、投資対効果の観点で判断することが重要です。安価なシステムでも、業務に合わなければ結果的に使われなくなるケースもあるため、費用と機能のバランスを見極めましょう。
セキュリティ性で選ぶ

見積情報や図面データは、企業にとって重要な機密情報です。アクセス権限管理・操作ログ・データ暗号化など、セキュリティ対策が十分に施されているかを必ず確認しましょう。とくにクラウド型の場合は、データセンターの安全性や認証取得状況も重要な判断材料となります。
サポートの充実度で選ぶ

導入後の運用を成功させるためには、ベンダーのサポート体制も欠かせません。初期設定や操作説明、トラブル時の対応、アップデート対応など、どこまでサポートしてもらえるかを事前に確認しましょう。サポートが充実しているシステムであれば、現場への定着も早く、長期的に安心して運用できます。
見積管理を効率化できる製造業向けシステム11選
見積管理を効率化できる製造業向けシステムを11選で紹介します。
| サービス名 | 主な機能 | 導入形態 | 料金プラン | 運営会社 |
| DX Engine | AI図面解析
AIスマート整理 関連データ・書類の自動紐付 超類似検索 超書類検索 図面差分表示機能 AI検図機能 ワンクリック出力 |
クラウド型 | 月額3万円+初期費用 | 営業製作所株式会社 |
| CADDi Drawer | 図面・書類の横断検索(類似図面検索/属性検索)
一元管理 |
クラウド型 | 要問い合わせ | キャディ株式会社 |
| SellBOT | 図面・仕様書の解析
CADデータ類似検索 |
クラウド型 | 月額制 | 株式会社REVOX |
| ESTman | 見積書作成
原価管理 案件管理 履歴管理 |
クラウド型 | 要問い合わせ | 株式会社アフォーダンス |
| ESTIMATE for MACHINING | 機械加工向け自動見積
加工条件・材料条件管理 |
オンプレミス型 | 要問い合わせ | テクニウム株式会社 |
| GENKEI VAULT | 図面・原価・見積データの一元管理
履歴管理 |
クラウド型 | 要問い合わせ | 株式会社GENKI |
| Orizuru 3D | 3D CAD解析
製造可否判定 概算見積支援 |
クラウド型 | 要問い合わせ | 株式会社コアコンセプト・テクノロジー |
| iQシリーズ | 見積・原価・生産・販売管理
基幹業務統合 |
オンプレミス型・クラウド型 | 要問い合わせ | ゼロフォー株式会社 |
| 匠フォース | 図面・写真・検査記録の共有
電子黒板 出来形 |
クラウド型 | 月額制 | 匠技研工業株式会社 |
| AI類似図面検索 | 図面画像やPDFをAIで解析
類似度の高い設計図を自動表示 OCR 属性検索 |
クラウド型 | 要問い合わせ | 株式会社テクノア |
| 図面バンク | CAD・PDF図面の属性/版管理
配布/承認 全文検索 |
オンプレミス型 | 要問い合わせ | 株式会社New Innovations |
DX Engine

| サービス名 | DX Engine |
| 主な機能 | AI図面解析
AIスマート整理 関連データ・書類の自動紐付 超類似検索 超書類検索 図面差分表示機能 AI検図機能 ワンクリック出力 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 営業製作所株式会社 |
DX Engineとは、OCR技術による書類・図面の高精度なスキャン・データ化と、独自AIによる整理・検索機能を統合した、業務効率化ソリューションです。主に、過去の書類・図面を活用した見積作成・管理業務の効率化に寄与します。
「メールやFAXで届いた書類の整理が大変」
「図面や見積書を探すのに時間がかかる」
「紙やExcelへの転記作業が負担になっている」
「毎回ゼロから見積書を作成している」
DX Engineなら、これらの課題をすべて解決できます。
搭載されたAIは、図番・品名・材質などの情報はもちろん、手書き文字まで正確にデータ化。受信メールに添付された書類も自動で取り込み、分類・命名・保存までを一括で処理します。そのため、手作業の負担を大幅に削減し、効率的な書類管理を実現します。
また、取り込んだデータは属性情報や全文検索、形状や仕様による類似検索など、多彩な検索機能で瞬時に呼び出し可能。見積書や作業指示書、検査記録などの関連情報もまとめて一元管理でき、どこからでもアクセスできます。類似図面や過去の見積書などを参考にできるため、見積作成業務を効率化可能です。
セキュリティ面でも、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ国際規格)に準拠したAWS基盤上でシステムを構築しており、安心してご利用いただけます。
導入効果として、書類整理にかかる時間を年間1500時間削減、書類整理にかかるコストを年間約300万円削減を実現した事例もございます。また、「見積回答にかかる時間を大幅に削減できた」「見積作成業務の属人化を解消できた」との声もいただいております。(当社調べ)
現在、DX Engineは無料トライアルを実施中です。この機会にぜひDX Engine導入によるメリットを体感してみてください。
DX Engineに関する詳しい情報・お問い合わせはこちら
CADDi Drawer

| サービス名 | CADDi Drawer |
| 主な機能 | 図面・書類の横断検索(類似図面検索/属性検索)
一元管理 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | キャディ株式会社 |
CADDi Drawerは、製造業向けに特化した図面・書類の横断検索システムです。AIによる類似図面検索や属性検索を活用し、過去の設計資産や見積関連資料を瞬時に探し出せます。見積管理そのものを行うシステムではありませんが、過去図面や仕様書を迅速に参照できるため、見積作成前工程の効率化に大きく寄与します。図面を起点に情報を一元管理でき、設計・調達・見積業務の連携を強化できる点が特徴です。
SellBOT

| サービス名 | SellBOT |
| 主な機能 | 図面・仕様書の解析
CADデータ類似検索 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 月額制 |
| 運営会社 | 株式会社REVOX |
SellBOTは、図面や仕様書をAIで解析し、製造条件や形状の類似性をもとに見積支援を行うクラウドサービスです。CADデータの類似検索機能を活用することで、過去案件の条件や価格を参考にした見積作成が可能になります。とくに多品種少量生産や受注見積が多い企業に向いており、見積作成のスピード向上と価格の妥当性確保を両立可能です。
ESTman

| サービス名 | ESTman |
| 主な機能 | 見積書作成
原価管理 案件管理 履歴管理 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 株式会社アフォーダンス |
ESTmanは、製造業向けの見積管理・原価管理に特化したシステムです。案件単位で見積書を作成・管理でき、過去見積の検索や再利用が容易になります。原価情報や材料費、加工費を体系的に管理できるため、見積精度の向上と利益管理の強化に貢献します。図面解析AIなどの高度な自動化機能は限定的ですが、見積業務の標準化や属人化解消を目的には適したサービスです。
ESTIMATE for MACHINING

| サービス名 | ESTIMATE for MACHINING |
| 主な機能 | 機械加工向け自動見積
加工条件・材料条件管理 |
| 導入形態 | オンプレミス型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | テクニウム株式会社 |
ESTIMATE for MACHININGは、機械加工業に特化した自動見積システムです。加工方法や材料、寸法条件などをもとに見積金額を算出でき、熟練者の経験に依存しがちな見積作業を効率化します。オンプレミス型のため、自社ノウハウを内部に蓄積したい企業にもおすすめです。
GENKEI VAULT

| サービス名 | GENKEI VAULT |
| 主な機能 | 図面・原価・見積データの一元管理
履歴管理 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 株式会社GENKI |
GENKEI VAULTは、図面・見積・原価といった製造業の重要データを一元管理するためのクラウドサービスです。案件ごとに情報を蓄積し、過去の見積条件や原価情報を参照しながら新規見積に活用できます。設計・営業・製造の情報連携を強化できる点も特徴です。
Orizuru 3D

| サービス名 | Orizuru 3D |
| 主な機能 | 3D CAD解析
製造可否判定 概算見積支援 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 株式会社コアコンセプト・テクノロジー |
Orizuru 3Dは、3D CADデータを解析し、製造可否判定や概算見積支援を行うAIサービスです。形状の複雑さや加工難易度をもとに、製造上の課題を可視化できるため、見積前段階での判断精度が向上します。3Dデータを活用した見積業務を進めたい企業に有効です。
iQシリーズ

| サービス名 | iQシリーズ |
| 主な機能 | 見積・原価・生産・販売管理
基幹業務統合 |
| 導入形態 | オンプレミス型・クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | ゼロフォー株式会社 |
iQシリーズは、見積・原価・生産・販売までを一体管理できる製造業向け基幹システムです。見積管理機能では、原価情報や過去実績をもとに見積書を作成でき、受注後の生産・原価実績とも連動します。AIによる図面解析や類似検索は限定的ですが、見積から生産までの一貫管理を重視する企業に向いています。
匠フォース

| サービス名 | 匠フォース |
| 主な機能 | 図面・写真・検査記録の共有
電子黒板 出来形 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 月額制 |
| 運営会社 | 匠技研工業株式会社 |
匠フォースは、図面・写真・検査記録などを現場で共有するためのクラウド型プラットフォームです。直接的な見積自動作成機能はありませんが、図面や出来形情報をリアルタイムに共有できるため、見積時の情報確認や仕様認識のズレ防止に役立ちます。現場主導の情報管理を強化したい企業に適しており、見積業務を支える周辺ツールとして活用されるケースが多いサービスです。
AI類似図面検索

| サービス名 | AI類似図面検索 |
| 主な機能 | 図面画像やPDFをAIで解析
類似度の高い設計図を自動表示 OCR 属性検索 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 株式会社テクノア |
AI類似図面検索は、図面画像やPDFをAIで解析し、類似度の高い設計図を自動で抽出するシステムです。OCRによる文字認識と属性検索を組み合わせることで、過去の類似案件や見積条件を迅速に参照できます。見積作成時に似た図面の過去価格を確認できるため、見積精度とスピードの両立が可能です。
図面バンク

| サービス名 | 図面バンク |
| 主な機能 | CAD・PDF図面の属性/版管理
配布/承認 全文検索 |
| 導入形態 | オンプレミス型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 株式会社New Innovations |
図面バンクは、CAD・PDF図面の属性管理や版管理、配布・承認フローを支援するオンプレミス型の図面管理システムです。見積自動作成機能はありませんが、図面と関連書類を正確に管理できるため、見積作成時の参照ミスや最新版取り違えを防げます。セキュリティを重視する企業や、社内完結型の運用を求める企業に適したサービスです。
DX Engineの導入事例
DX Engineの導入事例を4つ紹介します。
株式会社鈴木鉄工所様

紙図面はPDF化して1つのフォルダに溜めていたものの整理されておらず、目的の図面を1枚探すのに30分かかることもありました。受注済み図面だけ管理し、受注前図面は山積みで、見積漏れに気づくのも問い合わせ後という非効率な状態でした。
事務工数を増やさず自動で情報入力できる「DX Engine」を導入したことで、案件単位で図面が整理され、見積の正確さとスピードが向上し、機会損失の防止につながっています。現在は瞬時に図面検索ができ、作業効率が大幅に改善しました。
この導入事例の詳細については、以下の記事をチェックしてみてください。
株式会社タキオンワタナベ様

受注案件の図面は紙とデータで管理していたものの、見積図面は数が多く保管しておらず、ファイル名を図番で保存していたため品名から検索できず、過去の図面参照や見積金額の確認に時間がかかる課題がありました。
こうした状況を改善するため、手間なく導入できる点に魅力を感じ「DX Engine」を採用。メール転送やスキャンPDFの一括アップロードだけで自動整理されるため、従来の業務フローを保ったまま運用できています。多軸検索により図面を探す工数も大幅に削減され、見積回答の状況確認もスムーズになりました。図面管理だけでなく案件管理まで一括で行えるようになり、業務効率化を強く実感されています。
この導入事例の詳細については、以下の記事をチェックしてみてください。
株式会社立成化学工業所
営業担当が1人のみで見積業務が完全に属人化しており、担当者不在時は問い合わせに対応できず機会損失が発生していました。そこで DX Engineを導入。AIによるメール・添付図面の自動読み込み・振り分け・整理で、フォルダ作成や名前付けといった手作業を不要にしました。
結果として、見積回答漏れが解消し、誰でも案件を把握できる仕組みが整ったことで受注率の向上につながりました。またPDF 化・共有のペーパーレス化により、コピー用紙の使用頻度も大幅に削減されています。今後はさらに情報共有を進め、「誰でもすぐに回答できる組織づくり」を目指す方針です。
この導入事例の詳細については、以下の記事をチェックしてみてください。
▶︎営業1名体制の属人化をDXで解消!見積漏れ防止&受注率UPを実現した方法
株式会社ウェルディング中野様
見積業務が特定担当者に依存しており、担当者不在時の業務停止や、過去案件検索に多くの時間を費やしていました。DX Engineの導入により、メール転送だけで自動的に案件名付与・フォルダ整理が行われ、手作業による管理から解放されました。
その結果、従業員の労働時間が月約 10 時間削減され、見積回答スピードは従来の 4 日から 2 日以内、場合によっては当日回答まで短縮されました。さらに、超類似検索機能で過去見積データを瞬時に検索できるようになり、効率が大幅に向上。担当外のメンバーでも案件を引き継げるようになり、業務のボトルネック解消にも寄与しています。今後は人手不足対策としても AI活用を進めたい意向です。
この導入事例の詳細については、以下の記事をチェックしてみてください。
▶︎中小企業の見積業務をDX!当日回答と10時間削減を叶えた具体策とは?
製造業の見積管理に関するよくある質問
製造業の見積管理に関するよくある質問とその回答を紹介します。
製造業向け見積管理のフリーソフトはある?

製造業向けの見積管理に使えるフリーソフトや無料プラン付きのクラウドサービスは存在します。小規模事業者や個人事業主であれば、初期費用をかけずに見積管理を始められる点は大きなメリットです。ただし、フリーソフトの場合はアカウント数や登録できる見積件数、利用できる機能に制限が設けられていることが多く、製造業特有の複雑な見積業務には対応しきれないケースも少なくありません。
製造業の見積作成方法と自動化の範囲は?

製造業の見積作成は、材料費・加工費・外注費・間接費など複数の要素を積み上げる必要があり、属人化しやすい業務です。従来はExcelや紙の図面を使って、担当者が一件ずつ手計算で見積を作成する方法が一般的でした。
見積管理システムの導入により、見積作成の一部を自動化できるようになっています。たとえば、過去の見積データや類似案件をもとに概算金額を自動算出したり、材料マスタ・加工単価マスタから自動で原価を引き当てたりすることが可能です。
ただし、現時点では見積作成のすべてを完全自動化することは難しく、最終的な判断や微調整は人が行う必要があります。そのため、現実的な自動化の範囲としては、「見積作成の下準備や計算部分を自動化し、判断部分を人が行う」という役割分担が主流です。
図面管理システムも見積作成を効率化できる?

図面管理システムは、直接的に見積金額を算出するツールではありませんが、見積作成の効率化に大きく貢献します。図面管理システムを導入すれば、過去の図面や関連する見積書、加工実績を一元管理でき、類似図面をすぐに検索可能です。見積管理システムと図面管理システムを連携させることで、図面検索から見積作成までの流れをスムーズにし、属人化の解消や見積精度の向上につなげることができます。
図面管理システムについては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎図面管理システムおすすめ18選!機能や料金プラン、導入メリットなども解説
紙の図面を使った見積もりを効率化するには?

紙の図面を使った見積業務は、図面を探す時間や転記作業が多く、非効率になりやすいのが実情です。見積を効率化するためには、まず紙の図面を前提とした業務フローを見直す必要があります。
最も重要なのは、紙の図面をそのまま使い続けるのではなく、データ化して管理することです。紙図面のままでは検索性が低く、過去の見積や類似案件を活用しづらいため、見積作成が担当者の記憶や経験に依存しがちになります。図面をデータ化し、図面管理システムや共有フォルダで管理すれば、複数人で同じ情報を参照でき、見積業務の属人化を防ぐことが可能です。
図面管理のデジタル化については以下の記事で解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
紙の図面をデータ化するには?

紙の図面をデータ化する方法としては、主にスキャナーや複合機を使ってPDF化する方法と、外部のスキャンサービスを利用する方法があります。図面の枚数が少ない場合は社内でスキャン対応できますが、大量の図面や大判図面がある場合は、専門業者に外注したほうが効率的です。
データ化の際は、単にPDFにするだけでなく、図番・品名・案件名などの情報をあわせて管理できる状態にすることが重要です。OCR機能を活用すれば、図面内の文字情報を検索可能なデータとして扱えるようになり、見積時の図面検索が格段に楽になります。
図面のデータ化の方法については、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎図面スキャン業者おすすめ15選!データ化精度や大判/青焼き対応なども紹介
▶︎図面を電子化する方法は?おすすめツールや導入方法などを解説
▶︎図面のデータ化とは?最新技術を活用してコスト削減と業務効率化を実現するために
図面管理と見積作成の効率化にはDX Engineがおすすめ

見積管理・作成業務を効率化できる図面管理システムなら、営業製作所株式会社のDX Engineがおすすめです。
DX Engineとは、OCR技術による書類や図面の高精度なスキャン・データ化と、独自AIによる整理・検索機能を統合した、業務効率化ソリューションです。
「メールやFAXで届いた書類の整理が大変」
「図面や見積書を探すのに時間がかかる」
「紙やExcelへの転記作業が負担になっている」
DX Engineなら、これらの課題をすべて解決できます。
搭載されたAIは、図番・品名・材質などの情報はもちろん、手書き文字まで正確にデータ化。受信メールに添付された書類も自動で取り込み、分類・命名・保存までを一括で処理します。そのため、手作業の負担を大幅に削減し、効率的な書類管理を実現します。
また、取り込んだデータは属性情報や全文検索、形状や仕様による類似検索など、多彩な検索機能で瞬時に呼び出し可能。見積書や作業指示書、検査記録などの関連情報もまとめて一元管理でき、どこからでもアクセスできます。
セキュリティ面でも、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ国際規格)認証を取得したAWS(Amazon Web Services)基盤上に構築されており、安心してご利用いただけます。
導入効果として、書類整理にかかる時間を年間1500時間削減、書類整理にかかるコストを年間約300万円削減を実現した事例もございます。(当社調べ)
現在、DX Engineは無料トライアルを実施中です。この機会にぜひDX Engine導入によるメリットを体感してみてください。
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