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JPG画像をテキスト化できるOCRツール/アプリ14選!実際の方法や注意点も解説

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JPGなどの画像に含まれる文字は、OCRを利用すればテキスト化でき、コピー・編集・検索などが可能です。JPG画像の文字を認識できるようにすることで、書類の管理・活用の効率が向上します。

一方、JPG画像のテキスト化が可能なツール・アプリはさまざまなので、「どのOCRを使うべきかわからない」「OCRの選び方を知りたい」といった方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、JPG画像をテキスト化できるOCRツール・アプリの選び方や具体例を解説します。JPG画像をテキスト化するメリットや注意点にも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。

中小DX

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    JPGなどの画像はOCRでテキスト化できる

    スキャンした書類やスマートフォンで撮影したJPG画像には、文字情報がそのまま画像データとして埋め込まれています。そのため、通常の方法ではテキストのコピーや編集ができません。しかし、OCR(光学式文字認識)を使えば、画像内の文字を認識してデジタルテキストに変換できます。

    OCR技術はAIによる認識精度の向上が進んでおり、手書き文字や複雑なレイアウトの文書でも高い精度でテキスト化が可能です。近年では、無料で利用できるオンラインOCRサービスやクラウド型OCR、スマートフォンアプリなど多様な手段が登場しています。

    OCRは、JPGだけでなく、PNG・TIFF・BMPなどの形式にも対応しており、紙資料のデジタル化や業務効率化に広く活用されている技術です。

    JPGなどの画像をOCRでテキスト化するメリット

    JPGなどの画像をOCRでテキスト化する主なメリットを3つ紹介します。

    ファイル形式を揃えて一元管理できる

    社会人

    紙資料や画像ファイルのままでは、保管形式がバラバラになりがちです。OCRを使ってテキスト化すれば、WordやPDFなど統一した形式で保存できるようになります。

    とくに複数部署で同じ資料を扱う場合、データ形式を統一することで管理工数を削減し、バージョン管理のトラブルも防止可能です。さらに、クラウド上での共同編集や権限管理も行いやすくなるため、チーム全体の業務効率化にもつながります。

    JPG画像内のテキストを編集できる

    OCRでテキスト化したデータは、WordやGoogleドキュメントなどで自由に編集できます。たとえば、スキャンした契約書や申込書から必要な情報を抽出して修正・追記したり、図面内の注記をテキスト化して翻訳することも可能です。画像のままでは修正が難しい内容も、OCRを通すことで再利用できるデータとして扱うことができます。

    資料の検索・共有が容易になる

    テキスト化された資料は、キーワード検索や分類が簡単です。たとえば「見積書」「請求書」などの文字を検索するだけで関連ファイルを瞬時に抽出でき、紙資料のように探し回る手間がなくなります。

    さらに、OCRで得たテキストを社内の文書管理システムに登録すれば、タグやメタデータによる分類・共有も容易です。クラウド共有を利用すれば、外出先からでもスマホで資料を確認でき、リモートワークや出張時の業務効率も大幅に向上します。

    JPG画像をテキスト化できるOCRの選び方

    JPG画像をテキスト化できるOCRにはさまざまなものがあり、目的や用途に適したツール・サービス選びが重要です。ここでは、JPG画像をテキスト化できるOCRの選び方のポイントを解説します。

    対応デバイスで選ぶ

    OCRツールには、PC向けソフト・スマホアプリ・クラウドサービスなどさまざまな形態があります。日常的にPC業務を行う場合はWebベースのクラウド型OCRが便利で、スマホで撮影した書類を即座にテキスト化したい場合はモバイルアプリ型がおすすめです。利用シーンに合わせて最適なデバイス対応を確認しておきましょう。

    読み取り精度で選ぶ

    OCRを選ぶ際に最も重要なのが認識精度です。文字のフォントやサイズ、レイアウト、背景の明暗などによって読み取り精度は大きく変わります。AIを活用したOCRは学習データをもとに精度を高めており、手書き文字や写真でも高い認識率を実現しているためおすすめです。試用版や無料プランを利用して、実際の資料で精度を確認するのがよいでしょう。

    料金で選ぶ

    費用

    OCRサービスは無料から有料まで幅広く存在します。無料版は手軽に使える反面、ファイルサイズ制限や利用回数の制約があることが一般的です。一方、有料版や法人向けクラウドOCRでは、大量処理・自動仕分け・API連携などの高度な機能を利用できます。利用頻度やデータ量に応じてコストパフォーマンスを比較検討しましょう。

    テキスト化後の管理機能で選ぶ

    OCRは単に文字を抽出するだけでなく、変換後のデータをどのように扱うかも重要です。検索・分類・タグ付け・エクスポートなどの機能があると、変換後の運用がスムーズになります。

    たとえば、クラウド連携機能を備えたOCRなら、変換データを自動でGoogleドライブやDropboxに保存可能です。単発利用ではなく継続的な文書管理を考えたときの利便性を見据えて選ぶのがポイントだといえます。

    セキュリティで選ぶ

    画像データには契約書や個人情報など、機密性の高い内容が含まれる場合があります。そのため、OCRサービスのセキュリティ対策も確認が必要です。通信が暗号化されているか、データがサーバーに保存されないか、あるいはオンプレミスで運用できるかなどをチェックしましょう。無料オンラインOCRを利用する際は、機密情報をアップロードしないなどの注意も大切です。

    JPG画像をテキスト化できるクラウド型・オンライン型OCRツール8選

    JPG画像をテキスト化できるクラウド型・オンライン型OCRツールを8つ紹介します。

    サービス名 主な機能 導入形態 料金プラン 運営会社
    DX Engine 自動分割・解析

    情報付与・整理

    全文検索

    CSV出力

    見積作成・日報転記

    形状検索・特徴検索

    クラウド型 要問い合わせ 営業製作所株式会社
    Evernote ノート作成

    画像の文字認識

    クラウド型 9,300円/年〜(無料プランあり) Evernote Corporation
    ImgOCR 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    Webサービス 無料 ImgOCR
    OnlineOCR.net 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    Webサービス 無料 OnlineOCR
    NewOCR 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    Webサービス 無料 NewOCR.com
    JPGtoText.com 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    Webサービス 無料 JPGtoText.com
    OCR.best 画像・PDFからの文字抽出

    多言語対応

    Webサービス 無料 OCR.best
    OCR.space 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    Webサービス 無料 a9t9 software GmbH

     

    DX Engine

    サービス名 DX Engine
    主な機能 自動分割・解析

    情報付与・整理

    全文検索

    CSV出力

    見積作成・日報転記

    形状検索・特徴検索

    導入形態 クラウド型
    料金プラン 要問い合わせ
    運営会社 営業製作所株式会社

    DX Engineとは、OCR技術による書類や図面の高精度なスキャン・データ化と、独自AIによる整理・検索機能を統合した、業務効率化ソリューションです。

    「メールやFAXで届いた書類の整理が大変」
    「図面や見積書を探すのに時間がかかる」
    「紙やExcelへの転記作業が負担になっている」
    DX Engineなら、これらの課題をすべて解決できます。

    搭載されたAIは、図番・品名・材質などの情報はもちろん、手書き文字まで正確にデータ化。受信メールに添付された書類も自動で取り込み、分類・命名・保存までを一括で処理します。そのため、手作業の負担を大幅に削減し、効率的な書類管理を実現します。

    また、取り込んだデータは属性情報や全文検索、形状や仕様による類似検索など、多彩な検索機能で瞬時に呼び出し可能。見積書や作業指示書、検査記録などの関連情報もまとめて一元管理でき、どこからでもアクセスできます。

    セキュリティ面でも、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ国際規格)に準拠したAWS基盤上でシステムを構築しており、安心してご利用いただけます。

    導入効果として、書類整理にかかる時間を年間1500時間削減、書類整理にかかるコストを年間約300万円削減を実現した事例もございます。(当社調べ)

     

    現在、DX Engineは無料トライアルを実施中です。この機会にぜひDX Engine導入によるメリットを体感してみてください。

    DX Engineに関する詳しい情報・お問い合わせはこちら

    Evernote

    サービス名 Evernote
    主な機能 ノート作成

    画像の文字認識

    導入形態 クラウド型
    料金プラン 9,300円/年〜(無料プランあり)
    運営会社 Evernote Corporation

    Evernoteはノート作成アプリにOCR機能を搭載しています。JPGやPNGなどの画像内テキストを自動で認識し、検索可能な状態に変換可能です。スマホで撮影した書類や名刺も対象としています。OCR後はノート内で全文検索でき、資料整理やナレッジ共有に便利です。

    ImgOCR

    サービス名 ImgOCR
    主な機能 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    導入形態 Webサービス
    料金プラン 無料
    運営会社 ImgOCR

    ImgOCRは、ブラウザ上で使える無料のオンラインOCRです。AIベースで精度が高く、さまざまな形式の画像をテキスト化できます。日本語を含む多言語対応で、ファイルをアップロードするだけでテキストデータを得られるのが利点です。

    OnlineOCR.net

    サービス名 OnlineOCR.net
    主な機能 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    導入形態 Webサービス
    料金プラン 無料
    運営会社 OnlineOCR

    OnlineOCR.netは、JPG・PDF・TIFFなどをWord・Excel・Textに変換できる無料オンラインOCRです。フォントやレイアウトの再現性が高く、複数言語に対応しています。登録不要でも利用できますが、会員登録するとバッチ処理などの機能も使用可能です。

     

    NewOCR

    NewOCR

    サービス名 NewOCR
    主な機能 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    導入形態 Webサービス
    料金プラン 無料
    運営会社 NewOCR.com

    NewOCRは、Web上で利用できる無料のOCRサービスです。複数言語に対応しており、スキャンした文書や画像から文字を抽出できます。JPG画像のテキスト化も可能です。アカウント登録不要で手軽に利用できる反面、高度な業務機能やセキュリティ対策は備えていません。機密情報のアップロードは非推奨で、利用規約・保存ポリシーを事前確認してから利用しましょう。

    JPGtoText.com

    サービス名 JPGtoText.com
    主な機能 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    導入形態 Webサービス
    料金プラン 無料
    運営会社 JPGtoText.com

    JPGtoText.comは、ブラウザ上でJPGなどの画像のテキスト化が可能なオンラインOCRです。AIを用いた精度の高い文字認識が可能で、複数のファイルの一括処理にも対応しています。無料で利用できるため、機密情報を含まない個人用の書類の処理に便利です。

    OCR.best

    サービス名 OCR.best
    主な機能 画像・PDFからの文字抽出

    多言語対応

    導入形態 Webサービス
    料金プラン 無料
    運営会社 OCR.best

    OCR.bestは、完全無料で利用できるオンラインOCRサービスです。JPGなどの画像やPDFをアップロードするだけでテキストを抽出でき、シンプルかつスピーディに利用できます。アカウント登録不要で利用できるため、試験的にOCRを導入したい個人や小規模利用に適しています。

    OCR.space

    サービス名 OCR.space
    主な機能 無料OCR

    ブラウザ上で変換

    導入形態 Webサービス
    料金プラン 無料
    運営会社 a9t9 software GmbH

    OCR.spaceは、Web上で気軽に使える無料OCRです。JPGなどの画像をアップロードすれば、文字を認識してテキストに変換できます。日本語にも対応しており、個人向けのオンラインOCRとしては候補となるサービスです。

     

    JPG画像をテキスト化できるOCRアプリ6選

    JPG画像をテキスト化できるOCRアプリを6つ紹介します。

     

    サービス名 主な機能 導入形態 料金プラン 運営会社
    Snipping Tool(Windows) スクリーンショット

    編集・メモ記入

    テキスト認識・コピー

    デスクトップアプリ(Windows11標準装備) 無料 Microsoft
    写真アプリ(iPhone) 写真管理

    テキストの読み取り

    スマホアプリ 無料 Apple
    Googleレンズ テキストの読み取り アプリなど 無料 Google
    Googleドライブ クラウドストレージ

    画像・PDFのテキスト化

    ファイル共有

    アプリなど 無料 Google
    Microsoft OneNote OCR機能

    ファイル整理

    共同編集

    クラウド型・アプリ Microsoft 365に含まれる Microsoft
    Adobe Scan 写真からテキスト化

    Adobeソフトとの連携

    アプリ 無料(有料版あり) Adobe Inc.

     

    Snipping Tool(Windows)

    サービス名 Snipping Tool(Windows)
    主な機能 スクリーンショット

    編集・メモ記入

    テキスト認識・コピー

    導入形態 デスクトップアプリ(Windows11標準装備)
    料金プラン 無料
    運営会社 Microsoft

    Snipping Toolは、主にスクリーンショットに関連するデスクトップアプリです。PC画面をキャプチャーし、形の編集やメモの入力、テキストの読み取り・コピーなどが行えます。Windows11には標準装備されているため、WindowsのPCを使っている場合は無料で手軽に利用可能です。

    写真アプリ(iPhone)

    サービス名 写真アプリ(iPhone)
    主な機能 写真管理

    テキストの読み取り

    導入形態 スマホアプリ
    料金プラン 無料
    運営会社 Apple

    写真アプリは、iPhoneなどのAppleデバイスに標準搭載されているアプリです。基本的な機能は撮影した写真・動画の管理ですが、写真内のテキストの読み取りにも対応しています。設定から「テキスト認識表示」をONにし、読み取りたい写真右下のテキスト検出ボタンをタップすると、読み取ったテキストのコピー・検索・翻訳・共有などが可能です。

    Googleレンズ

    サービス名 Googleレンズ
    主な機能 テキストの読み取り
    導入形態 アプリなど
    料金プラン 無料
    運営会社 Google

    Googleレンズは、Googleが提供している画像認識アプリです。PCでもGoogle Chromeのブラウザ上で利用できます。カメラで撮った写真やスクリーンショットした画像などから情報を読み取り、テキストは検索・翻訳・コピーなどが可能です。無料で使えるのもメリットだといえます。

    Googleドライブ

    サービス名 Googleドライブ
    主な機能 クラウドストレージ

    画像・PDFのテキスト化

    ファイル共有

    導入形態 アプリなど
    料金プラン 無料
    運営会社 Google

    Googleドライブは、Googleが提供するクラウドストレージを中心としたサービスです。保存したJPGなどの画像ファイルやPDFファイルをGoogleドキュメントで開くことで、テキスト化することができます。基本無料で利用できる点もメリットです。

    Microsoft OneNote

    Microsoft OneNote

    サービス名 Microsoft OneNote
    主な機能 OCR機能

    ファイル整理

    共同編集

    導入形態 クラウド型

    アプリ型

    料金プラン Microsoft 365に含まれる
    運営会社 日本マイクロソフト株式会社

    Microsoft OneNoteは、ノートアプリとして提供される中でOCR機能を備えているのが特徴です。JPGなどの画像や手書き文字を取り込むと、自動でテキスト化し、検索やコピーが可能になります。ビジネス用途というよりは、個人や小規模チームでのメモ管理・情報整理に便利です。Microsoft 365に含まれるため、追加コストなく利用できます。

    Adobe Scan

    サービス名 Adobe Scan
    主な機能 写真からテキスト化

    Adobeソフトとの連携

    導入形態 アプリ
    料金プラン 無料(有料版あり)
    運営会社 Adobe Inc.

    Adobe Scanは、写真などに含まれる文字を認識し、テキストやPDFに変換できるアプリです。Android・iOSの両方のデバイスで利用できます。変換後のデータの保存・共有も可能で、ほかのAdobe製ソフトとの連携ができる点も魅力です。

    Googleドライブを使ってJPG画像をOCRでテキスト化する方法

    実際にGoogleドライブのOCR機能を使ってJPG画像をテキスト化する手順を紹介します。まず、Googleドライブにログインしましょう。

    ログインできたら、任意のフォルダにテキスト化したいJPG画像をアップロードしてください。今回は請求書サンプルの画像を保存します。

    JPG画像をアップロードできたら、「その他の操作」から「アプリで開く」「Googleドキュメント」の順で選択しましょう。

    これでJPG画像内の文字をテキストデータ化できました。今回の例では、表などの体裁こそ崩れてしまったものの、正確に文字を認識できました。

     

    JPGなどの画像をOCRでテキスト化する際の注意点

    JPGなどの画像をOCRでテキスト化する際の主な注意点を3つ紹介します。

    解像度が低いJPG画像は読み取り精度が落ちる

    リスク

    OCRで正確に文字を認識するためには、JPG画像の解像度が重要です。文字がぼやけていたり、影や光の反射で一部が欠けていたりすると、OCRの精度は大きく低下します。とくに、スマホで撮影した書類やホワイトボードの写真は、傾きやピントのずれによって文字が歪んでしまうことがあるため注意が必要です。

    JPG画像をOCRにかける前に、できるだけ高解像度でスキャンまたは撮影し、不要な余白や影をトリミングしておくことが大切です。一般的には300dpi以上の解像度を確保することで、より安定した読み取り結果を得られます。

    手書き文字を含むJPG画像は正しく読み取りにくい場合がある

    印刷された文字やフォントはOCRが得意とする領域ですが、手書き文字を含む画像では認識精度が下がる傾向にあります。筆跡の個性やかすれ、重なり、崩れなどが原因で、誤認識が発生しやすいためです。

    手書き文字を正確にデータ化したい場合は、AI OCRを活用したOCRエンジンを選ぶとよいでしょう。これらのサービスは学習データを活かして、文字の形状や文脈をもとに補正・推測する機能を備えています。

    手書き文字を高精度に認識できるAI OCRについては、以下の記事で詳しく解説しています。手書き文字が多いJPG画像のテキスト化を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。

    ▶︎手書き文字を認識できるOCRとは?おすすめ16選や導入時の注意点などを解説

    OCRで処理したあとのファイルは別途管理する必要がある

    資料

    OCRでテキスト化したデータは、画像データとは別の形式(例:TXT、Word、PDFなど)で生成されます。これらを適切に整理・管理しないと、どのファイルが最新なのか分からなくなる恐れがあるため要注意です。

    変換後のデータは、フォルダ構造やファイル名ルールを統一して保存し、原本となる画像データも併せて保管しておきましょう。クラウドストレージを利用すれば、自動バックアップや共有も容易になります。とくに業務用途では、バージョン管理やアクセス権限の設定など、セキュリティ面を考慮した仕組みづくりが重要です。

    図面に特化したOCRや管理システムについては、以下の記事で詳しく解説・紹介しています。JPGの図面画像のテキスト化を検討している場合は、ぜひチェックしてみてください。

    ▶︎図面管理システムとは?機能や導入の利点、比較ポイントについて

    ▶︎【徹底比較】おすすめ図面管理システム8選

    JPG画像をテキスト化できるOCRに関するよくある質問

    JPG画像をテキスト化できるOCRに関するよくある質問とその回答を紹介します。

    写真やキャプチャした画像から文字を抜き出すには?

    スマホやPCで撮影・保存した画像から文字を抜き出すには、OCRアプリやオンラインOCRサービスを利用します。GoogleドライブやMicrosoft OneNote、Adobe Scanなどの一般的なアプリにもOCR機能が搭載されており、アップロードするだけで自動的に文字認識が可能です。

    スマホの場合は、Googleレンズなどを使えばカメラで撮ったその場で文字をコピーできます。業務で多くの画像を扱う場合は、クラウド連携が可能なOCRサービスを利用するのが効率的です。

    無料で使えるOCRはある?

    free

    無料オンラインOCRサービスは多く存在します。Webブラウザ上でJPG画像をアップロードするだけでテキスト化でき、登録不要で使えるものも多い傾向です。

    ただし、無料サービスはファイルサイズや処理回数に制限があり、セキュリティ保証が十分でない場合もあります。機密性の高い書類や大量データを扱う場合は、有料版や法人向けクラウドOCRの利用を検討しましょう。

    JPG画像のテキスト化の精度が低いときの対処法は?

    文字化けや誤認識が多い場合は、まず画像の品質を見直すことが重要です。解像度を上げる、傾きを補正する、明るさやコントラストを調整するなどの前処理を行うことで精度が向上します。また、背景が複雑な写真では、文字部分をトリミングしてからOCRにかけると効果的です。

    OCRエンジンを変更するのも1つの手です。AI OCRや多言語対応エンジンでは文脈解析やフォント識別に強みがあり、従来型よりも高い認識率を得られることがあります。用途や文書の種類に応じて複数のOCRを使い分けるのもおすすめです。

    図面のJPG画像も一般的なOCRでテキスト化できる?

    一般的なOCRは文章や帳票の文字認識を得意としますが、図面のように線や記号、寸法値が混在する画像では精度が落ちる傾向にあります。とくに手書き注記や細かな寸法表記は誤認識が発生しやすい部分です。

    図面をデータ化したい場合は、建設・製造業向けに特化したOCRや図面認識ソフトを活用するとよいでしょう。AIによって線・文字・寸法を区別して抽出する機能を備えたサービスもあり、CADデータとの連携にも対応しています。

    図面の管理方法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。図面管理を効率化したい場合は、ぜひ参考にしてみてください。

    ▶︎図面管理の方法|紙とデータどっちが良い?特徴を解説

    ▶︎図面管理を効率化する必要性と5つのポイント

    JPG画像のテキスト化後の管理も効率化するならDX Engineがおすすめ

    OCRによるJPG画像のテキスト化だけでなく、書類の効率的な管理・活用を検討するなら、営業製作所株式会社のDX Engineがおすすめです。

    DX Engineとは、OCR技術による書類や図面の高精度なスキャン・データ化と、独自AIによる整理・検索機能を統合した、業務効率化ソリューションです。

    「メールやFAXで届いた書類の整理が大変」
    「図面や見積書を探すのに時間がかかる」
    「紙やExcelへの転記作業が負担になっている」
    DX Engineなら、これらの課題をすべて解決できます。

    搭載されたAIは、図番・品名・材質などの情報はもちろん、手書き文字まで正確にデータ化。受信メールに添付された書類も自動で取り込み、分類・命名・保存までを一括で処理します。そのため、手作業の負担を大幅に削減し、効率的な書類管理を実現します。

    また、取り込んだデータは属性情報や全文検索、形状や仕様による類似検索など、多彩な検索機能で瞬時に呼び出し可能。見積書や作業指示書、検査記録などの関連情報もまとめて一元管理でき、どこからでもアクセスできます。

    セキュリティ面でも、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ国際規格)に準拠したAWS基盤上でシステムを構築しており、安心してご利用いただけます。

    導入効果として、書類整理にかかる時間を年間1500時間削減、書類整理にかかるコストを年間約300万円削減を実現した事例もございます。(当社調べ)

     

    現在、DX Engineは無料トライアルを実施中です。この機会にぜひDX Engine導入によるメリットを体感してみてください。

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