家計簿の記録や経費精算などでは、レシートを読み取ってデータ化できるレシートOCRが便利です。シンプルなレシートOCRは、スマホで写真を撮るだけで簡単に利用できます。
とはいえ、レシートOCRには個人向けのシンプルなものから、ビジネス向けの高機能なものまでさまざまなので、「家計簿をつけるのに便利なレシートOCRを知りたい」「経費精算に使える高機能なレシートOCRを知りたい」といった方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、レシートOCRとはどんなものなのか、仕組みやメリットを説明したうえで、おすすめのレシートOCRを紹介します。一般的な使い方や注意点にも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。
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レシートOCRとは?
レシートOCRとは、レシートに印字された文字情報(店名・日付・金額・品目など)をカメラやスキャナーで読み取り、デジタルデータとして自動で変換する技術です。ここでは、レシートOCRの仕組みや活用例について解説します。
レシートOCRの仕組み

OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)は、紙面上の文字を機械が解析してテキスト化する仕組みで、近年ではAIの進化により、印字のずれやフォントの違い、傾きのある画像でも高精度に認識できるようになっています。レシートOCRは、カメラやスキャナーで撮影・スキャンしたレシート画像を解析し、文字を自動的に認識してデータ化可能です。
まず、画像の歪みや影などを補正し、印字部分を検出します。その後、AIによる文字認識エンジンが店名・日付・金額・品目などを抽出します。さらに、高度なAI OCRではレイアウト解析も行い、フォーマットの異なるレシートでも共通のデータ形式に変換可能です。
読み取った情報はCSVやクラウドシステムに出力され、経費精算ソフトや会計システムへの自動登録にも活用できます。
レシートOCRの活用例

レシートOCRは、さまざまな場面で業務効率化やデータ活用に役立っています。たとえば企業の経理部門では、社員が撮影したレシートをOCRで自動読み取りし、交通費や出張費の申請データとして活用します。これにより、手入力の手間を省き、経費精算のスピードと正確性を大幅に向上できます。
また、小売・飲食業では、顧客アンケートや購買履歴と組み合わせて分析することで、マーケティング施策にも応用可能です。個人利用では、家計簿アプリで支出を自動分類し、支出傾向を可視化する用途でも使われています。
レシートOCRを使うメリット
レシートOCRを使うメリットを4つ紹介します。
手入力やレシート整理の手間が削減できる

レシートOCRを使えば、レシートを撮影またはスキャンするだけで自動的に日付・金額・店舗名などを読み取れるため、手入力の手間を大幅に減らせます。
紙のレシートを一枚ずつ整理・転記する作業が不要になり、経費精算や帳簿作成のスピードが飛躍的に向上するでしょう。とくにレシート枚数が多い企業や営業職では、月末処理の負担軽減に効果的です。
入力ミスを防止できる

人手による手入力では、数字の打ち間違いや日付の誤記入などのヒューマンエラーが起こりやすくなります。OCRを利用すれば、レシート情報を自動で読み取るため、こうした入力ミスを防止可能です。
さらに、AIを活用したOCRであれば、読み取り精度が高く、取引先や金額の誤認識も最小限に抑えられます。正確なデータ化が求められる経理業務でも安心して利用しやすいでしょう。
レシートを保管・整理する手間が省ける

紙のレシートは紛失や劣化のリスクがあり、長期保管にも不向きです。OCRでデータ化しておけば、クラウド上に自動保存できるため、いつでも検索・確認が可能になります。
また、電子帳簿保存法に対応したOCRサービスを利用すれば、レシートをスキャンして電子データとして保管するだけで法的要件を満たすことも可能です。紙の束を管理するストレスから解放され、オフィスの省スペース化にもつながります。
支出を容易に分析できる

OCRによってデータ化されたレシート情報は、日付・カテゴリー・店舗別などで自動分類されるため、支出の傾向を簡単に分析可能です。
経理部門では費目ごとの支出推移を可視化し、経費の最適化やコスト削減の判断に役立てられます。個人利用でも、食費や交通費などの月次支出をグラフで確認できるため、家計管理にも最適です。
レシートを読み取るOCRの選び方
レシートを読み取るOCRの選び方を解説します。
読み取り精度で選ぶ

レシートは印字の薄い部分や文字のズレが多いため、OCRの認識精度はサービス選定の重要なポイントです。AI OCRを搭載したサービスであれば、フォントの違いや傾き、手書き部分の認識にも強く、読み取りミスを減らせます。無料ツールではなく、実際の業務で使う場合は精度検証を行うとよいでしょう。
AI OCRについては以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。
▶︎手書き文字を認識できるOCRとは?おすすめ16選や導入時の注意点などを解説
読み取り項目で選ぶ

OCRサービスによって、読み取れる項目の範囲は異なります。金額や日付だけでなく、店舗名・品目・税率などを自動抽出できるかを確認しましょう。とくに経費精算に利用する場合は、「領収書番号」「支払方法」などの詳細データまで認識できるものを選ぶと、業務効率化の効果が高まります。
長尺レシートに対応しているものを選ぶ

飲食チェーンやスーパーなどでは、品目数が多い長尺レシートが発行されることがあります。通常のOCRでは途中で途切れたり、分割認識がうまくいかないケースもあるため、「長尺レシート対応」や「分割スキャン機能」を備えたOCRを選ぶとよいでしょう。自動補正機能があるとさらに精度が向上します。
連続でレシートを読み取れるものを選ぶ

経理担当者などが大量のレシートを処理する場合、1枚ずつ撮影・読み込みを行うのは非効率です。連続読み取りや一括アップロードに対応したOCRなら、短時間で多数のレシートをデータ化できます。クラウド型サービスでは、自動フォルダ監視やバッチ処理機能を搭載している場合もあります。
料金で選ぶ

OCRサービスは、無料で使える個人向けツールから、企業向けのサブスクリプション型まで幅広く存在します。無料版は手軽に試せますが、読み取り精度やデータ管理機能が制限されることが多いため、業務利用には不向きです。クラウド型であれば初期費用を抑えつつ運用できるため、導入規模とコストのバランスを考えて選定しましょう。
レシートを読み取れる個人向けOCR6選
レシートを読み取れる個人向けOCRを6つ紹介します。
| サービス名 | 主な機能 | 導入形態 | 料金プラン | 運営会社 |
| マネーフォワード ME | 銀行・カード等との連携
資産・家計管理 レシート読み取り |
スマホアプリ
Webサービス |
無料プランあり
有料プランは540円/月〜 |
株式会社マネーフォワード |
| Zaim | 銀行・カード・ポイント連携
家計簿管理 レシート読み取り |
スマホアプリ
Webサービス |
無料プランあり
有料プランは480円/月〜 |
株式会社くふうカンパニー |
| 2秒家計簿「おカネレコ」 | 家計簿管理
レシート読込機能 家計アドバイス 入力サポート |
スマホアプリ | 無料プランあり
有料プランは480円/月〜 |
スマートアイデア株式会社 |
| Dr.Wallet | レシートを撮影・送信してデータ化
家計簿管理 |
スマホアプリ
Webサービス |
無料プランあり
有料プランは600円/月〜 |
株式会社BearTail X |
| レシーピ! | レシート撮影・読み取り
入力簡略化 |
スマホアプリ | 無料 | 株式会社BearTail X |
| レシーカ | レシート撮影登録でVポイント獲得
家計簿 |
スマホアプリ | 無料 | CCCMKホールディングス株式会社 |
マネーフォワード ME

| サービス名 | マネーフォワード ME |
| 主な機能 | 銀行・カード等との連携
資産・家計管理 レシート読み取り |
| 導入形態 | スマホアプリ
Webサービス |
| 料金プラン | 無料プランあり
有料プランは540円/月〜 |
| 運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
マネーフォワード MEは、個人向けの家計・資産管理アプリです。レシートの読み取り機能も搭載しており、写真を撮影するだけで支出を記録できます。無料プランもあり、お試し利用も可能です。有料プランなら、登録できる口座数の制限がなくなるほか、各種レポート機能などが活用できます。
Zaim

| サービス名 | Zaim |
| 主な機能 | 銀行・カード・ポイント連携
家計簿管理 レシート読み取り |
| 導入形態 | スマホアプリ
Webサービス |
| 料金プラン | 無料プランあり
有料プランは480円/月〜 |
| 運営会社 | 株式会社くふうカンパニー |
Zaimは、株式会社くふうカンパニーが提供する個人向け家計簿アプリです。レシートを撮影すれば記載内容を読み取ることができ、家計簿に反映できます。銀行口座やカードとの連携も可能です。無料プランもあるため、コストをかけたくない人にもおすすめできます。
2秒家計簿「おカネレコ」

| サービス名 | 2秒家計簿「おカネレコ」 |
| 主な機能 | 家計簿管理
レシート読込機能 家計アドバイス 入力サポート |
| 導入形態 | スマホアプリ |
| 料金プラン | 無料プランあり
有料プランは480円/月〜 |
| 運営会社 | スマートアイデア株式会社 |
2秒家計簿「おカネレコ」は、ファイナンシャルプランナーが作った便利な家計簿アプリです。AIが入力サポートや家計へのアドバイスをしてくれるのが大きな特徴で、簡単かつ続けやすいことを魅力としてアピールしています。無料プランもありますが、レシート読み取りができるのは有料プランです。
Dr.Wallet

| サービス名 | Dr.Wallet |
| 主な機能 | レシートを撮影・送信してデータ化
家計簿管理 |
| 導入形態 | スマホアプリ
Webサービス |
| 料金プラン | 無料プランあり
有料プランは600円/月〜 |
| 運営会社 | 株式会社BearTail X |
Dr.Walletは、どんな明細でもデータに反映できる家計簿アプリです。レシート読み取りはオペレーターが代行入力する仕組みを採用しているため、わかりにくい明細・レシートでも家計簿に追加できます。クレジットカードなどとの連携も可能です。
レシーピ!

| サービス名 | レシーピ! |
| 主な機能 | レシート撮影・読み取り
入力簡略化 |
| 導入形態 | スマホアプリ |
| 料金プラン | 無料 |
| 運営会社 | 株式会社BearTail X |
レシーピは、簡単なユーザー情報の入力だけで利用できる手軽な家計簿アプリです。レシート読み取り機能が無料で利用でき、グラフやカレンダーなども活用した見やすい家計簿をまとめられます。ただし、Android専用アプリでiOSでは利用できない点には注意してください。
レシーカ

| サービス名 | レシーカ |
| 主な機能 | レシート撮影登録でVポイント獲得
家計簿 |
| 導入形態 | スマホアプリ |
| 料金プラン | 無料 |
| 運営会社 | CCCMKホールディングス株式会社 |
レシーカは、無料で使える家計簿アプリです。レシートを撮影して買い物情報を登録すると、Vポイントを貯めることができます。予算設定やカテゴリ編集など基本的な家計簿機能も備えているため、Vポイントユーザーの家計簿におすすめです。
レシートを読み取れるビジネス向けOCR7選
レシートを読み取れるビジネス向けOCRを7つ紹介します。
| サービス名 | 主な機能 | 導入形態 | 料金プラン | 運営会社 |
| DX Engine | 自動分割・解析
情報付与・整理 全文検索 CSV出力 見積作成・日報転記 形状検索・特徴検索 |
クラウド型 | 要問い合わせ | 営業製作所株式会社 |
| LINE WORKS OCR | 手書き文字認識
自動仕分け ベリファイ機能 表形式データ抽出 業務アプリ連携 |
クラウド型 | 従量課金制・月額制 | ワークスモバイルジャパン株式会社 |
| レシートOCR | レシート画像のアップロード
OCR読み取りで日付・金額・店舗名などを自動抽出 |
クラウド型
Webサービス |
要問い合わせ | 株式会社アイエスピー |
| Jugaad | スマホ撮影のレシートをAI OCRで読み取り
申請フォームに自動入力 承認・仕訳・会計システム連携まで対応 |
クラウド型
Webサービス スマホアプリ |
月額制 | VeBuIn株式会社 |
| マネーフォワード クラウド経費 | レシート撮影で自動読み取り
申請〜承認〜仕訳までクラウドで一元管理 電子帳簿保存法対応 |
クラウド型
Webサービス スマホアプリ |
月額制+従量課金制 | 株式会社マネーフォワード |
| 楽楽精算 | 領収書・レシート撮影でOCR読み取り
自動仕訳 承認フロー 会計ソフト連携 |
クラウド型
Webサービス |
月額制 | 株式会社ラクス |
| バクラク経費精算 | スマホ撮影レシートを高性能AI OCRで読み取り
重複申請防止、電子帳簿保存法・インボイス制度対応機能 |
クラウド型
Webサービス スマホアプリ |
月額制 | 株式会社LayerX |
DX Engine

| サービス名 | DX Engine |
| 主な機能 | 自動分割・解析
情報付与・整理 全文検索 CSV出力 見積作成・日報転記 形状検索・特徴検索 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 営業製作所株式会社 |
DX Engineとは、OCR技術によるレシート・書類・図面の高精度なスキャン・データ化と、独自AIによる整理・検索機能を統合した、業務効率化ソリューションです。
「メールやFAXで届いた書類の整理が大変」
「図面や見積書を探すのに時間がかかる」
「紙やExcelへの転記作業が負担になっている」
DX Engineなら、これらの課題をすべて解決できます。
搭載されたAIは、図番・品名・材質などの情報はもちろん、手書き文字まで正確にデータ化。受信メールに添付された書類も自動で取り込み、分類・命名・保存までを一括で処理します。そのため、手作業の負担を大幅に削減し、効率的な書類管理を実現します。
また、取り込んだデータは属性情報や全文検索、形状や仕様による類似検索など、多彩な検索機能で瞬時に呼び出し可能。見積書や作業指示書、検査記録などの関連情報もまとめて一元管理でき、どこからでもアクセスできます。
セキュリティ面でも、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ国際規格)に準拠したAWS基盤上でシステムを構築しており、安心してご利用いただけます。
導入効果として、書類整理にかかる時間を年間1500時間削減、書類整理にかかるコストを年間約300万円削減を実現した事例もございます。(当社調べ)
現在、DX Engineは無料トライアルを実施中です。この機会にぜひDX Engine導入によるメリットを体感してみてください。
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LINE WORKS OCR

| サービス名 | LINE WORKS OCR |
| 主な機能 | 手書き文字認識
自動仕分け ベリファイ機能 表形式データ抽出 業務アプリ連携 |
| 導入形態 | クラウド型 |
| 料金プラン | 従量課金制・月額制 |
| 運営会社 | ワークスモバイルジャパン株式会社 |
LINE WORKS OCRでは、PDF書類や手書きの注文書、レシートなどを読み取り、即座にデータ化できます。クラウド型のため導入が容易で、複数拠点やリモート環境でも同一のOCR機能を利用可能です。とくに既存のLINE WORKS環境を活用している企業にとっては、日常の業務フローに自然に組み込めるため、コストと手間を抑えつつ効率化が図れるサービスだといえるでしょう。
レシートOCR

| サービス名 | レシートOCR |
| 主な機能 | レシート画像のアップロード
OCR読み取りで日付・金額・店舗名などを自動抽出 |
| 導入形態 | クラウド型
Webサービス |
| 料金プラン | 要問い合わせ |
| 運営会社 | 株式会社アイエスピー |
レシートOCRは、レシートの画像をアップロードするだけで、OCRが日付・金額・店舗名などを自動抽出するサービスです。主にレシート読み取りに特化しており、経費精算システムとの連携前段階として活用できます。導入規模・料金・管理機能はサービスによって幅があるため事前確認が必要です。
Jugaad

| サービス名 | Jugaad |
| 主な機能 | スマホ撮影のレシートをAI OCRで読み取り
申請フォームに自動入力 承認・仕訳・会計システム連携まで対応 |
| 導入形態 | クラウド型
Webサービス スマホアプリ |
| 料金プラン | 月額制 |
| 運営会社 | VeBuIn株式会社 |
Jugaad(ジュガール)は、ワークフローや経費精算などの業務を効率化できる業務変革プラットフォームです。スマホアプリを使ってレシートを撮影するだけで、簡単に経費精算ができます。LINE WORKSやTeamsなど外部システムとの連携ができるのもポイントです。
マネーフォワード クラウド経費

| サービス名 | マネーフォワード クラウド経費 |
| 主な機能 | レシート撮影で自動読み取り
申請〜承認〜仕訳までクラウドで一元管理 電子帳簿保存法対応 |
| 導入形態 | クラウド型
Webサービス スマホアプリ |
| 料金プラン | 月額制+従量課金制 |
| 運営会社 | 株式会社マネーフォワード |
マネーフォワード クラウド経費では、レシート撮影で自動読み取りし、申請・承認・仕訳までをクラウドで一元管理できます。電帳法対応・スマホ/Web両対応・2,500以上の金融機関連携など規模・用途を問わず幅広く使えるのが利点です。一部、従量課金制なので小規模でも導入しやすいでしょう。
楽楽精算

| サービス名 | 楽楽精算 |
| 主な機能 | 領収書・レシート撮影でOCR読み取り
自動仕訳 承認フロー 会計ソフト連携 |
| 導入形態 | クラウド型
Webサービス |
| 料金プラン | 月額制 |
| 運営会社 | 株式会社ラクス |
楽楽精算は、経費精算業務を効率化できるシステムです。申請画面の柔軟設定・承認フロー・会計ソフト連携・レシートなどのOCR読み取りと必要機能を網羅しています。大企業から中小まで幅広く適用可能で、導入支援・サポートが充実しているのもメリットです。
バクラク経費精算

| サービス名 | バクラク経費精算 |
| 主な機能 | スマホ撮影レシートを高性能AI OCRで読み取り
重複申請防止、電子帳簿保存法・インボイス制度対応機能 |
| 導入形態 | クラウド型
Webサービス スマホアプリ |
| 料金プラン | 月額制 |
| 運営会社 | 株式会社LayerX |
経費精算システムのバクラク経費精算では、領収書・レシートをスマホ撮影すると、AI OCRが一括読み取りが可能です。重複申請防止・税率自動判定・原本回収不要のペーパーレス運用にも対応しています。電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応しており、レシート処理が多い部署にもおすすめです。
OCRでレシートを読み取る手順

レシートOCRの基本的な利用手順を紹介します。特別な知識がなくても直感的に操作できる設計が多く、スマートフォンやスキャナーを使って簡単にデータ化が可能です。
まず、スマホカメラやスキャナーでレシートを撮影します。影やしわが入らないよう、平らな場所で撮影することが精度向上のポイントです。
続いて、アプリまたはWeb上のフォームにレシート画像をアップロードします。クラウド型サービスでは自動でOCR解析が開始されます。OCRエンジンが日付、店舗名、金額、品目などを検出し、データ化します。AI OCRを搭載しているサービスでは、印字の薄い部分や傾きも自動補正可能です。
OCRの結果を確認し、誤認識がある場合は手動で修正します。高精度なOCRでも100%正確ではないため、チェック工程は重要です。最終的なデータはクラウドや会計ソフトに保存され、経費精算・家計簿管理・支出分析などに活用できます。電子帳簿保存法対応サービスでは、そのまま法的保存も可能です。
レシートOCR導入時の注意点
レシートOCRは家計簿の記録や経費精算などに便利ですが、導入時にはいくつか注意点も存在します。
情報漏えいに注意する

レシートには、店舗名や取引日、場合によってはクレジットカード番号の一部など、個人情報に該当する内容が含まれる場合があります。OCRサービスを導入する際は、通信の暗号化やクラウドサーバーのセキュリティ認証を確認することが重要です。社外サービスを利用する場合は、社内の情報セキュリティポリシーとの整合もチェックしておきましょう。
他システムとの連携可否を確認する

OCR単体でデータ化しても、経費精算や会計システムと連携できなければ手間が増えてしまいます。導入前に、利用中のソフトと自動連携できるかを確認しましょう。CSV出力しかできないサービスよりも、API連携対応のOCRを選ぶことで、経費処理の自動化がスムーズになります。
また、電子帳簿保存法対応機能やワークフロー機能が付いていると、後々の運用がより簡単です。
レシートOCRに関するよくある質問
レシートOCRに関するよくある質問とその回答を紹介します。
レシートOCRの導入費用は?

レシートOCRの費用は、個人向け無料アプリから企業向けのサブスクリプション型まで幅広くあります。
無料版は月数十枚程度の読み取りに対応しますが、精度や管理機能に制限があるため注意が必要です。企業向けクラウド型のOCRは、月額3,000円〜30,000円程度が一般的で、読み取り枚数やユーザー数に応じて従量課金制が採用されることもあります。
本格的な経費精算システム一体型では、初期設定サポートやAPI連携費が別途必要になる場合もあるでしょう。
レシートOCRでうまく読み取れないときの対処法は?

レシートが正しく読み取れない場合、次の点が原因である可能性があります。
- 画像が暗い、またはピントが合っていない
- 印字がかすれている、または背景と文字のコントラストが低い
- レシートが折れ曲がっている、影がかかっている
こうした場合は、再撮影することで精度が改善することがあります。また、AI OCRでは学習データの更新によって精度が向上するため、クラウド型サービスを利用すると最新の認識モデルを常に使うことができます。どうしても認識できない部分は、手動補正機能を活用するのがおすすめです。
すでにスキャンしたレシート画像をデータ化するには?

スキャン済みのレシート画像があれば、それをOCR対応ツールにアップロードするだけでテキスト化できます。一般的なツールにもOCR機能が備わっていますが、ビジネス用途で正確な項目抽出を行いたい場合は、専用のレシートOCRサービスの利用が望ましいでしょう。
一度スキャンしたデータでも、AI OCRなら高精度で解析できるため、紙の原本がなくても再入力の手間を省けます。
レシートを含むさまざまな書類の読み取り・管理ならDX Engineがおすすめ

レシートOCRだけでなく、さまざまな書類の効率的な管理・活用を検討するなら、営業製作所株式会社のDX Engineがおすすめです。
DX Engineとは、OCR技術による書類や図面の高精度なスキャン・データ化と、独自AIによる整理・検索機能を統合した、業務効率化ソリューションです。
「メールやFAXで届いた書類の整理が大変」
「図面や見積書を探すのに時間がかかる」
「紙やExcelへの転記作業が負担になっている」
DX Engineなら、これらの課題をすべて解決できます。
搭載されたAIは、図番・品名・材質などの情報はもちろん、手書き文字まで正確にデータ化。受信メールに添付された書類も自動で取り込み、分類・命名・保存までを一括で処理します。そのため、手作業の負担を大幅に削減し、効率的な書類管理を実現します。
また、取り込んだデータは属性情報や全文検索、形状や仕様による類似検索など、多彩な検索機能で瞬時に呼び出し可能。見積書や作業指示書、検査記録などの関連情報もまとめて一元管理でき、どこからでもアクセスできます。
セキュリティ面でも、ISO/IEC 27001(情報セキュリティ国際規格)認証を取得したAWS(Amazon Web Services)基盤上に構築されており、安心してご利用いただけます。
導入効果として、書類整理にかかる時間を年間1500時間削減、書類整理にかかるコストを年間約300万円削減を実現した事例もございます。(当社調べ)
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