株式会社友電舎
株式会社友電舎の概要
多岐にわたる表面処理技術、特にめっき加工を得意とする企業である。主力事業は、銀めっき、ニッケルめっき、金めっき、パラジウムめっき、錫めっきなど、多様な金属めっき加工および関連する表面処理である。 主要製品・サービスとしては、車載向け銀めっきが挙げられる。これは、EV・PHVの充放電端子、パワートレイン系ハーネス接続端子、エネルギー関連部品、パワーモジュール端子などに採用されており、耐摩耗性、摺動性、導電性、熱耐性を向上させる。軟質純銀、硬質銀、超硬質銀、アンチモンフリー銀、グラファイト複合銀といったバリエーションがあり、最大50μmの厚膜銀めっきにも対応している。また、独自の膜厚抑制技術により材料費のコストカットも可能である。 電解ニッケル・パラジウム・金めっきは、基板や半導体部品向けに多く使用される。中間層にパラジウムめっき層を設けることで、金表面へのニッケル露出を抑制し、金めっきを薄くすることで、はんだでの二次実装性を高める。無電解めっきのデメリットを解消し、膜厚制限なく処理可能で、ランニングコストも安価である。 放熱・絶縁基板やフィルム・エンプラ・ガラスへの導電印刷・めっきも手掛ける。長年の実績がある「めっき」と「スクリーン印刷」の技術を組み合わせ、高精度なパターニングと導電性確保を実現している。印刷仕様としては、位置精度30μ、有効寸法250×400mm、ロール材は厚さ0.2mmまで、枚葉は4mmまで対応可能である。 ガラスハーメチック品(気密端子・コネクタ)への高精度なめっき技術も有しており、独自の材料費削減技術により、低コストかつ少量多品種から大量生産まで対応する。金めっきにはワイヤーボンディング(WB)性を確保できる専用めっき液を使用し、小型品や複雑な形状の部品にも対応可能である。 独自の製品として、「やきつかナット®/やきつかボルト®」は、ステンレス製ナット・ボルトと独自開発の多層めっきを組み合わせた焼き付き防止商品である。ドライ仕上げで液垂れがなく、繰り返し使用しても剥がれにくい密着性を有する。滑り性の良い錫めっき仕上げにより、締め付け時の摩擦係数が低く、軸力が向上する。 技術的強みとしては、以下の点が挙げられる。 1. **多様なめっき技術**: 銀めっき(軟質、硬質、超硬質、アンチモンフリー、グラファイト複合、厚膜)、ニッケルめっき(電解、無電解Ni-P、Ni-B、Ni-PTFEハイブリッド)、金めっき(電解、無電解)、パラジウムめっき、錫めっきなど、幅広いめっき種に対応。 2. **特殊素材・難素材への対応**: アルミ微細加工品のバレルめっき量産技術、セラミック上へのめっき、エンプラ樹脂へのダイレクトめっき、チタンやモリブデンなどの難素材へのめっき技術を有する。 3. **微細・精密加工への対応**: 微細プレス品の機能性Snめっき技術(バレルめっき)、微細袋穴内面への均質なめっき、細管内への無電解めっきなど、微細形状や極薄・極細部品への対応力。 4. **複合技術**: スクリーン印刷と組み合わせた放熱・絶縁基板やフィルム・エンプラ・ガラスへの導電印刷・めっき。 5. **量産体制**: 多品種少量セルラインと量産自動ラインを保有し、試作から量産まで一貫した生産体制を構築。 6. **独自開発製品**: 「やきつかナット®/やきつかボルト®」の開発・製造。 取引先業界は、車載(EV・PHV)、エネルギー関連、通信機器、電子部品、半導体、LED、パワーデバイスなど多岐にわたる。従業員数は90名(グループ総数120名)であり、表面処理分野における長年の経験と技術開発力を持つ企業として位置づけられる。
株式会社友電舎の詳細情報
- 設立
- 1955年3月
- 郵便番号
- 〒553-0003
- 住所
- 大阪府大阪市福島区福島六丁目11-7
- 電話番号
- 0664651663
- FAX
- 0664685600
- 公式サイト
- https://www.ydn.co.jp/